« 湊病院問題 下田市長「何としても2次救急を死守」 | トップページ | 湊病院問題 平成23年3月23日賀茂地区救急医療連絡会に関する各紙記事 »

2011年3月23日 (水)

湊病院問題 組合幹部は県に反発 4月から常勤内科3名確保と発表

 22日夜の2次救急に関する会議についての報道はまだありませんが、匿名さんのコメントにもある通り、4月からSMAの運営による共立湊病院は、1週の土日(4月は土曜日のみ)と毎週月曜日(内科)と木曜日(外科系)の2次救急輪番に加わる事に決定しました。会議は下田市長さんが主導権を握っていて、他医療機関関係者からの疑問の声などは、意に介さずという感じであったようです。

 会議の席上、SMAから4月1日からの常勤医師が内科3名となり、5月連休明けから外科1名が加わるとの発表がありました。

 3月23日伊豆新聞に、組合管理者の鈴木南伊豆町長の記者会見の記事が掲載されていました。とっても大きな見出しで
「常勤医3人確保」

の文字が踊っていました。

  • 4月1日から常勤医師3名(内科)、非常勤医師6人。5月連休後に外科医1人配置予定。
  • 外来は内科、外科、整形外科 3科の開設準備を進めている。
  • 組合が期待していた県派遣医師3人は、県からの連絡で突然中止された。
  • 公的医療機関として、2次救急医療を担わなければならない。
  • これで輪番制に参加する用意と体制が組める。
  • 県側の方針を撤回させる考えはないのかとの質問に対し、「人事異動の関係で1年間は無理ではないか」と述べる一方、窮地の地域医療に対する県の対応に疑問を表した。」

-----
 組合正副管理者とも、県の方針に反発する姿勢を見せているようです。このところ伊豆新聞はすっかりスポークスマンのようになっています。

[3月23日夜追記]

 ブログピッコロの部屋に関連の記事が掲載されていました。とても詳細に記載し、批評をされています。

|

« 湊病院問題 下田市長「何としても2次救急を死守」 | トップページ | 湊病院問題 平成23年3月23日賀茂地区救急医療連絡会に関する各紙記事 »

医療」カテゴリの記事

湊病院問題」カテゴリの記事

コメント

常勤医3人とはいっても,院長が非臨床医だとすると,実質2人ですよね。
あとアルバイトで月8回の2次救急を回すということかな?
でも外来通院中の患者さんは当番日でなくても救急外来にくるんですけど...
それに月8回の当番ではとても地域の中核病院とはいえませんね。
で,それ以外の日も病院にかならず当直医というものがいるんですけど?
労働基準法にのっとった勤務体制が組めるのでしょうか?
当直月8回で翌日も働けとかいわれたら常勤医師はすぐやめちゃうでしょう。
m3の求人広告では常勤勤務医師数16人と書いて有るのですが,将来像で求人をするのはまずいんじゃないですか?

噂を聞くと,東京のほうで,バイト当直医を募集しているらしいですが,同じ静岡県内でも新幹線が止まる駅の近くの病院と同じくらいの条件のようです。これで人が集まるかどうか?

投稿: 「下田にはいったことがない」 | 2011年3月23日 (水) 23時05分

22日の会議の席で下田病院院長および事務部長が言ってましたけど、単純な医師の数(計算上の)だけで決めていくのはとても危険だと思います。

常勤の外科医がいないのに「2次救急はやる」なんて非常識!県保健所も「5月に入り外科医が常勤になってから輪番に入ったらどうか?」の提案も聞かず。何か事故が起こった時には、(患者は当然として)現場スタッフは守られるのか?

SMAに残る職員、そこらへんも覚悟が必要だよ!いままでよりも(患者数は少ないかもしれないけど)現場にかかる重圧や責任は大きくなり、自分にかかってくることを承知してください。

SMA「2次救急やる」って、言ったんだから責任持ってくださいね!
それと、もうそろそろ医師の氏名をだしてもいいんじゃないですか?(○豆新聞にでも)

まさか近隣の開業医がずらっと並んでるはないですよね?

投稿: かんぐりおん | 2011年3月24日 (木) 06時25分

救急の会議を傍聴しました。
感想ですが、下田市長の3病院ありきでSMAはこれだけしかやれない、後は西伊豆病院と伊豆下田病院で残った分をやってくれ、そのシナリオを完成させようと独断専行で進めて行っているだけにみえました。
唖然としたのは、伊豆下田病院の方が今の共立病院は順天堂へ送るときは救急車に医師が乗っていくが、SMAはどのような体制になるかとの質問、SMAに聞かずに、あえてなのか、下田市長に回答を求めていました(失礼ですが、おもしろ所へ振ったなと思ってしまった)市長の回答は、そんなことしているのか? 共立の先生たちがいかにがんばってきたか何も知らないよっていっているのに等しいと思いました。
そんな人たちで、住民の命を守る病院のことが決められていたのには驚きました。
西伊豆病院の方も、・・・・(専門用語で忘れてしまいました)が怪我のひどい状態みたいは意味だったような?人を救急車で送るときに、駄目かなって思ったけど救急車に乗って治療をしていった、やはり途中で亡くなった、ような話をしてくれていました。最前線の病院の先生方は、そんなにがんばってくれているのに、一次二次救急は市町の責任で行うとか、南伊豆の町長だったか下田市長だったか言ってましたが、口先ばかりで何も知ってないじゃん。あきれた。
次も伊豆下田病院の方だったと思いますが、救急で来た人の緊急的な手術が年間40~50件くらいあるがその対応はと質問していた、SMAの回答は、救急車1500台の40~50でしょう、3~4%でしょうと答えていた。
私には、この3~4%、45人から60人はどうでもいいでしょうと聞こえてしまった。
1人の命を救おうと、駄目と感じても、救急車乗ってまでがんばる先生、夜中でも手術をしてくる病院があるのに、あの3~4%
でしょうの言葉は信じられなかった。

4月からの共立病院にいく事は私自身にはありえないと確信し、
怒りとともに帰りました。

投稿: やじろべい | 2011年3月25日 (金) 00時26分

とにかく(実質はともかく)SMAに2次をやらせ、3病院体制にする。
この、コンセンサスを取りたかっただけ・・・

市長さま、大変ご苦労様でした。

投稿: トク | 2011年3月25日 (金) 00時35分

連続カキコすいません

「常勤医3人確保」
これって、嫌味ですよね?!

投稿: トク | 2011年3月25日 (金) 00時36分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 湊病院問題 組合幹部は県に反発 4月から常勤内科3名確保と発表:

« 湊病院問題 下田市長「何としても2次救急を死守」 | トップページ | 湊病院問題 平成23年3月23日賀茂地区救急医療連絡会に関する各紙記事 »