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2011年3月14日 (月)

電波時計が合わない

 家にある電波時計の電池を交換しましたが、いつまで待っても時刻が合いません。別の電波腕時計の表示を確認してみたところ、福島から発せられている電波を受信していないことに気がつきました。停電の影響なのでしょうか。

 伊東では14日は計画停電は見送られ、病院の電子カルテシステムは、結果的に終日使うことができました。MRIやCTなどの医療機器は停電に備えてシャットダウンしたため、一部時間帯で利用できませんでした。今日は午後0時20分以降に停電が予定されているため、午後の外来診療に影響が出そうです。

 交通機関は、JR伊東線が終日運休。伊東駅が営業しないため、伊豆急行は南伊東以南の運転となりますが、第5グループの停電時間帯とその前後の時間帯は運休となります。伊東から熱海へは臨時バスが運転されると、通知されています。宿泊施設に務めている方の話しでは、殆どのお客さんがキャンセルとなり、全館閉館中のホテルもあるそうです。

 地域医療振興協会の運営する各施設でも、地震の影響が大きく出ています。被災地域内の多くの施設で、入院患者さんや職員の食料や、水。、燃料などの物資が不足しているそうです。これに対して被災していない地区の施設から病院の備蓄物資などが供出され、東京都内に集積後、被災した医療機関に輸送する計画が進んでいるそうです。

 甚大な被害の前にできることは限られているけれど、最前線で頑張り続けている人、いち早く支援に駆けつけた方々に、敬意を払うとともに、感謝の気持ちでいっぱいです。

 自分は今のところ何もできていないのが歯がゆいけれど、今は自分の持ち場をしっかり守ることにします。組織的な支援でなければ却って迷惑をかけることになるでしょう。今回の震災では長期にわたる支援が必要です。機会が得られたら、自分にできる支援をしていきたいと思っています。

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コメント

きのじゅん先生
ご無沙汰しております。

あちらこちらで激震が走っており、しどろもどろの毎日を過ごしております。
この記事に関連して、と言うほどのことではないのですが…

転勤を目前にし、3月第一週に茨城に引っ越し、妻と子供だけ先に行ってもらっていたのですが…
この震災で、震災の翌日に迎えに行ってきました。

がれきが散乱し、停電で信号が消えている中を車で走ってきたのですが、カーナビが微妙にずれることが多く、走りにくさを感じながらの運転でした。

牡鹿半島が東に数メートルずれているとの記事もあり、今回の地震でカーナビが狂いやすくなっているのかもしれませんね。

牡鹿半島といえば女川町立病院。

まだ指定管理契約が始まっていないというのに、震災翌日にはヘリを飛ばし、医師等の医療スタッフや物資供給を協会一丸となって支援していますよね。
転勤先のスタッフが燃料不足で通勤困難になりかけているという状況を知り、私も思わず、燃料供給の方法を協会本部の災害対策部長へメールで提案してしまいました。

僻地の医療にとって、災害支援は重要なファクターだと思います。ましては、駿河湾地震における津波災害は下田南高校跡地も浸かると予想されているところですので、災害時における対応力も評価すべきでないでしょうか。
今、地域医療振興協会が女川町立病院で行っている事を賀茂郡の皆様にも知っていただき、本当に賀茂郡の皆様が求めている病院の指定管理者は誰なのか、考え直してほしいと思っています。

もしも、病院問題を取り上げてきてくださった議員さんや住民の皆様がこの記事を見てくれて、賀茂郡の地域医療が本当の意味で守られるような活動が広がってくれれば、私は一番うれしく思います。

投稿: Ton-chan | 2011年3月22日 (火) 23時01分

これですね(協会のホームページから転載させていただきます)

東北地方太平洋沖地震についてこのたびの地震により、被害にあわれた皆様には、心よりお見舞い申し上げますと共に、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。

公益社団法人地域医療振興協会では、災害対策本部を設置し、被災地への医療チームの派遣、医薬品等の支援物資の提供に努めています。

【災害発生2日目】
3月12日8時、市立奈良病院は、奈良県の要請によりDMATとして出動しました。

【災害発生3日目】
3月13日7時、東京北社会保険病院6名と東京ベイ浦安市川医療センター6名の編成チームが、災害地へ出発。
国立仙台医療センターを中心に活動しました。

【災害発生5日目】
3月15日8時、女川町立病院救援チーム第1陣の医師3名が、ヘリコプターにより大衡村経由で女川町立病院へ出発。
15時に女川到着、救援を開始しました。

【災害発生6日目】
3月16日6時、西吾妻福祉病院、六合温泉医療センター、市立奈良病院、市立大村市民病院、公立丹南病院の看護師10名、介護士2名、薬剤師1名が、4台の車で支援物資とともに女川町立病院へ出発。
また、伊東市民病院、横須賀市立うわまち病院、市立大村市民病院、本部の事務職員8名が支援チームに同行し、援助に入っています。

さらに、第2陣(医師5名、看護師・介護士11名、薬剤師1名)が3月18日に、第3陣が3月21日に現地に入る予定です。

30枚ほど印刷したのであちこちに配ってきます。


投稿: Ken | 2011年3月23日 (水) 07時54分

Ton-chan さん、大変でしたね。協会の茨城県内の2施設も、停電、断水、物流障害などでかなりの影響を受けました。交通機関も復旧し、ようやく通常の体制に戻りつつあるようです。
Ken さん、御紹介ありがとうございます。被災範囲が大変広域のため、協会でもグループ内の医療機関を支援するのが精一杯です。最近すっかり沈黙している Twitterおじさんに、「公益法人なのに自分の所だけ支援してけしからん」などと書かれるかも知れませんが(^-^; それぞれの団体ができる支援をしていくしか無いのですね。

投稿: きのじゅん | 2011年3月23日 (水) 12時59分

Kenさん
早々に私のコメントに反応していただき、ありがとうございます。
協会職員なので、あまり派手なことはできない身分なのですが、地元出身者として、少しでも改善する方法はないか、頭の片隅に引っかかりながらの思いです。

湊病院問題については、なるべく、もう、ふれないようにしてきているつもりですが、今回のような震災が起きている最中に、医師不足が公表されるような新・湊病院の状況を目の当たりにして、もう一度だけ、問題を提起させていただきたいと思います。

住民の皆様 安心して下田市・賀茂郡に住んでいられますか?
安心して暮らせられるように、民意をしっかりと声にしていかなければ、より良い地域になりませんよ。
市・町長や議員に丸投げではいけないと思いますよ。

これまでの経緯を考えると、今回のような紆余曲折は避けられなかった事かもしれません。だからこそ、どんな病院が必要なのか、住民レベルで考えなくてはならない時期だったのではないかと思います。

3月23日の朝日新聞の夕刊の連載記事に吉新理事長の地域医療に対する思い入れが記事になっています。
これまでの経緯を考えると、地域医療振興協会が再度湊病院の運営をすべきとまでは言いませんが、もし良かったら、この記事も目を通していただき、今後、どんな病院を望むのか、住民レベルでの再検討が行われることを期待しています。

投稿: Ton-chan | 2011年3月24日 (木) 22時36分

 自室の電波目ざまし時計は福島の電波を受信するようになりました。

 3月23日の朝日新聞夕刊の記事、読みました。笑いました。吉新理事長学生時代の言葉「高校ではホルンをふいてた。ついでにホラもふくぞ。」 あらあら全国紙でそんな事を!
 実際ホラに惑わされる事も多いのですが(^-^;、いくつかは実現させてしまうのが、ただのホラふきとは違う所で、真似ができません。伊豆下田病院の譲渡を受けて、河津に病院建てるなんて話も、その一つでしょう。

投稿: きのじゅん | 2011年3月25日 (金) 19時00分

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