女川町医療支援活動報告09 女川町中心部の写真1
今回は女川町中心部の写真を御紹介していきます。高台にある女川町立病院から、階段を降りて平地に出ると、周囲は磯の香りに包まれています。
1枚目。まず目につくのは、横倒しになった4階建ての鉄筋コンクリートの建物。津波に強いはずの鉄筋コンクリートの建造物ですが、この他にもいくつも横倒しになっている光景を見ました。道路は石巻方面と繋がる女川街道(国道398号線)で、両脇には多くの建物が連なっていたはずですが、今は瓦礫が広がるばかりです。
2枚目。女川港の観光埠頭の前には観光施設マリンパル女川がありました。シーパルⅠと、シーパルⅡの2つの建物があり、渡り廊下で繋がっていたそうですが、渡り廊下は流出してしまっています。
遠くから見ると建物は無傷で残っているように見えましたが、近づいてみるとかなり損傷を受けているのがわかります。最大だった津波の第2波はマリンパルをほぼ完全に飲み込み、シーパルⅠの屋上の一番高いところに逃げた人だけが助かったそうです。
3枚目。離島航路ターミナル 海の駅シーパル女川があった埠頭を町立病院から遠望した写真です。ここから女川町内の2離島である出島(いずしま)と江島(えのしま)への船が出ていました。この写真の時は満潮で、埠頭近辺が冠水しているのがわかります。埠頭の大屋根の上に、流されてきた住宅の屋根が乗ってしまっているのが見えます。その手前にはどこからか流れてきた燃料タンクが横倒しになって漂着しています。
4枚目。燃料タンク側から、町立病院を見上げた構図です。この時は冠水しておらず埠頭付近まで行くことができました。まるで城下町を見下ろす天守閣のような病院でしたが、よもやあの高さまで津波が押し寄せるとは誰も想像して居なかったでしょう。この大きなタンクを撤去する作業もなかなか大変でしょう。女川港周辺ではこのほかにも流出こそ免れたものの、壊れた燃料タンクが何基も見受けられました。
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