ThinkPad Z61p CPUクーラーの清掃で熱暴走から立ち直る
約4年半前から使っている ThinkPad Z61pの調子が悪くて困っていました。発熱がひどく、底面やパームレストが火傷しそうなぐらい熱くなります。昨年夏は通常使用中に突然電源が落ちました。熱くなっている時は再起動中にフリーズしてしまうため、温度が下がるまで30分ぐらいは使えなくなります。明らかに熱暴走の症状でしたが、とりあえずCPUの動作速度を落としたり、小まめにスリープモードにしたりして騙し騙し対応していました。
連休を利用して、ようやく抜本的な対策を行う事にしました。ThinkPadの場合、メーカーのサイトに保守マニュアルが掲載されており、誰でも自己責任で分解する事ができます。故障したバーツがあれば、個人でもパーツセンターに注文する事ができ、自分で修理する事も可能になっています。
もう一台の ThinkPad にZ61pの保守マニュアルを表示して、それを見ながら作業を進めます。バッテリーを外し、指定のネジを緩めて、パームレスト部分、キーボードを外します。ここまではメモリー増設や、キーボード掃除の時に何度かやっている作業ですが、ここから先は初めてなので慎重に行きます。
キーボードベゼルを固定しているネジは表と裏に分かれており、マニュアルをよく見て確認しながら緩めます。長さの違うネジが混在していますが、マニュアルにきちんと記載されているので後でわからなくなる心配はありません。割らないように慎重にベゼルを外すとようやくCPUクーラーの全体が露出しました。更に指定のネジを何本か外し、CPUクーラーを取り外しました。観察するとファンと放熱フィンとの隙間に沢山の埃が溜まっています。これでは冷却できないはずです。ファンを固定しているネジを外して、隙間にたまった埃を全て除去。すっきりしました。
あとは元通りに組み立てるだけ…なのですが、こういう作業はたいてい組み上げる時にうまくパーツの噛み合わせ部分がはまらず苦労します。四苦八苦しながらようやく組み上げました。
スイッチオン。無事に起動しました。ほっと一息。CPUID Hardware Monitor というソフトでCPUの温度を調べると、清掃前には80℃以上まで軽く上がっていたのが、なんと50℃前後まで下がっています。ファンの音も静かになりました。効果てきめんです。これでこの夏は乗り切れそうです。
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