オペル ザフィーラ
早いものでシトロエンC4ピカソも車検を迎えました。今回の代車はオペル ザフィーラ。今は日本市場から撤退してしまったドイツのオペル。かつてはヤナセの主力取扱い社でした。ザフィーラはアストラベースの小型ミニバン。スバルにOEM供給され、トラヴィックという名前で販売されてもいました。ザフィーラが1.8Lだったのに、トラヴィックが2.2Lエンジンで、しかも値段が数十万円も安かったので、物議を醸しました。
約10万キロ走っていて、だいぶヘタれているはずですが、さすがドイツ車?!(実はドイツ車を所有したことが無いので、本当はよく解らない。)車体の剛性感はあまり落ちておらず、ギシギシするような事がありません。
タイヤはマイルドな扁平率65です。この車、フル乗車でのアウトバーン走行を目指したらしく、直進安定性はものすごく良いです。重心の高いミニバンである事を忘れます。しかし、ハンドリングはかなりアンダーステアが強くて、おっとりとした動き。天城越えの峠道ではかなり退屈でした。直線ゲート(P-R-N-D-3-2-1)の4速ATで、積極的なシフトチェンジがしにくいのも影響したかも知れません。(3からDに戻そうとしてNまで行っちゃってエンジン空ぶかししたりしているうちに、変速が面倒になってきたのも影響か…。)
明らかな難点にも幾つか気がつきました
ステアリングは調整機能が無く、ちょっと遠いです。かなりアップライトに座る必要あり。テンションレデューサーがついていないので、アップライトに座るとシートベルトが肩に食い込んできます。^^;
右ハンドルの欧州車では時々ある事ですが、ワイパーが(バタフライ型ですが)、左右入れ替えられておらず、運転席前の払拭面積がかなり狭くなっています。
また、Aピラーがすごく太いのです。外観ではそんなに太く見えないのですが、運転席からが最も太く見える!? 右カーブで対向車線が見えにくかったり、曲率と車間距離によっては、前走車がピラーの陰に入って見えなくなることがありました。急ブレーキを踏まれたら間違いなく追突ですな。前述のワイパーの問題もありますので、雨の日はかなり視界が不良になるのではと心配です。
自動車雑誌では比較的良い評価を受けていた車種で、期待して乗ったのですが、個人的には今ひとつの印象でした。まあ、もう10年も前の車です。
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