志摩半島と台風12号
地域医療振興協会主催の「三重県南部の医療を考える会」が9月4日(日) 三重県志摩市のホテル志摩スペイン村で開かれました。平成23年4月から、三重県立志摩病院の指定管理を開始するにあたり、同院を取り巻く医療状況と、今後の病院再生に向けての方略を考えていこうという集まりです。内容については、後日記事にしたいと思います。
現地に向かったのは3日(土)。ちょうど台風12号が接近して来るタイミングになってしまい、会場まで辿り着けるか非常に危ぶまれました。しかし東海道新幹線が富士川橋梁付近の徐行運転で3分遅延したり、近鉄名古屋線が強風による徐行で10分程度遅れたものの、鵜方駅まで大きな行程の乱れ無く到着する事ができました。この時点では志摩半島ではあまり雨が降っていなかったそうで、道路も乾いていましたし、風もさほど強くありませんでした。
台風が遠ざかっているはずの3日深夜から志摩市も大雨となり、4日は昼過ぎまで激しく降り続きました。この間紀伊半島南部や山間部では、山崩れや、川の氾濫により大きな被害が出ました。瓦礫と化した集落の姿は半年前の東日本大震災で津波に襲われた被災地を思い起こさせるものでした。現地の医療機関の中には、浸水による被害を受けた所もあったようです。亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
4日の帰路は大混乱でした。伊勢市内の宮川の水位上昇のため、近鉄が部分運休となり、鵜方から宇治山田駅までは各駅停車。同駅から松阪駅までは代行バスでの移動になりました。駅前はごった返しており、代行バスの乗車待ちで30分ほど列に並びました。バスで宮川を渡る時、橋桁近くまで達した濁流や、流れていくたくさんの流木に息を飲みました。
およそ50分程で松阪駅に到着。駅では情報が混乱しており、発車案内板も信用していいのかよくわかりません。ホームの駅員詰所で聞いたら名古屋方面の特急は運転しないと言っていたのに、その10分ぐらい後に急に特急が入線。すぐにガラガラの状態で出て行きました。私を含め名古屋に向かおうとしていた人の多くは、既に別のホームに入線していた名古屋行き急行に乗車して発車を待っていたので、特急には乗りそびれ、そのまま急行で名古屋に向かいました。通常は特急で鵜方駅から名古屋まで約2時間ですが、4時間以上かかってしまいました。それでも、移動手段が確保されていただけありがたいと思わなくてはいけません。悪天候時の外出はできるだけ控えるのが、やはり賢明なようです。
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