« RCGP OHSU UH 訪問記録06 日本における家庭医療教育 | トップページ | 湊病院問題 下田で講演会「賀茂地域の医療と看護を守るために」 »

2011年12月10日 (土)

湊病院問題 平成23年12月下田市議会で市長は改めて増床の必要性を述べる

12月9日伊豆新聞、下田市議会に関する記事から病院関連部分のみを紹介します。

  • 12月8日の一般質問への答弁。
  • 現在共立湊病院で開設されている脳神経外科が、下田メディカルセンターの開院時に、診療科目に加えられるのではないかとの認識を示した。
  • 産婦人科については公立病院として考えていかなければならない問題で、新病院で始めるためには将来的に増床する必要があると述べた。

----------

 直前に平成23年度上半期1億9000万円の損失が生じている事が明らかになりました。共立湊病院組合の内部留保金は、指定管理者への赤字補填、湊病院跡地への診療所建設、現病院の取り壊しなどで、殆ど無くなるか、場合によっては不足する可能性もあります。増床の建設費をどうやって捻出する計画なのか、組合を構成する他の自治体と協議した上での発言なのか、その辺はよくわかりません。仮に50床の増床を行うとすれば、新棟の建設,産科関連、新生児関連の医療機器の整備などが必要です。格安の1500万円/床としても建物だけで7億5000万円ほどかかる計算です。

 少子高齢化が進み、年間約1000人ずつ人口が減少している賀茂地区では、今後出産件数が増える見込みはありません。例え不採算分野となろうとも、必要な医療は提供するのが公立病院の使命だと言えばそれまでなのですが。

|

« RCGP OHSU UH 訪問記録06 日本における家庭医療教育 | トップページ | 湊病院問題 下田で講演会「賀茂地域の医療と看護を守るために」 »

医療」カテゴリの記事

湊病院問題」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 湊病院問題 平成23年12月下田市議会で市長は改めて増床の必要性を述べる:

« RCGP OHSU UH 訪問記録06 日本における家庭医療教育 | トップページ | 湊病院問題 下田で講演会「賀茂地域の医療と看護を守るために」 »