湊病院問題 一部事務組合平成23年度補正予算
1月26日伊豆新聞記事からです。1月25日に開催された、共立湊病院組合臨時議会で、平成23年度の補正予算が可決されたというお話し。
- 病院事業費は4506万円ほど増え、19億6680万円に
- 内訳は新病院の消耗備品費2000万円、交差点改良2500万円、跡地利用委員会費用、報償費、裁判弁護士費用など。
- 資本的支出では、新病院追加医療機器8100万円を含む建設改良費2億734万円ほど。建設改良費は24億8743万円ほどにのぼった。
- 静岡メディカルアライアンスの運営に伴う平成23年度上半期1億9千万円。本年度に発生する赤字は組合資金で補填する。
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何だかわからないうちに、医療機器の金額や、建設改良費など、上乗せされているのでしょうか。消耗備品。今までは100万円以下の備品は指定管理者の負担であったような気がしましたが、どうなっているのでしょう。記事だけでは詳細はわかりません。
長隆氏の主催した改革委員会の答申とは裏腹に、色々と後付けで新病院建設のための支出が増えているような状況なのでしょうか。
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これまでフォローしきれていなかった事項にも触れておきます。
沢登下田市議らによる共立湊病院問題を真剣に考える会による新聞折り込みが1月15日付けで配布されたそうです。内容は、新病院にスタッフ確保の状況、起債の返済計画、増床計画、現病院の跡地利用に関する問題などに触れています。
またやはり1月15日の日付の新聞折り込みでは、新病院宿舎建設に係わる損害賠償請求訴訟の支援者募集などを訴えています。
1月28日には、今度は一部事務組合の側から新病院をPRする新聞折り込みがありました。一面では新病院の工事の状況などとともに、医療体制についての記載が見られました。これよると診療科は内科(消化器、循環器)、外科、整形外科、小児科、婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、麻酔科ほか。看護基準は10;1。職員数の予定は、非常勤を含めて130名と書かれています。
2面には、2月から小児科が常勤となった事などが書かれています。これで常勤医師は内科3名、外科1名、整形外科1名、小児科1名の合計6名となりました。地方で医師を集めるのは本当に大変な事です。遠方から赴任して下さったドクターを地域ぐるみで大切にしていただきたいと思います。
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※病院には医療法により配置しなければならない各資格職の定数が定められています。 (参考資料はこちら。) 10:1看護とは病床2床に対して看護師1名を配置するという事です。また外来については30人に一人の看護師の配置が義務付けられています。
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