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2012年2月 2日 (木)

RCGP OHSU UH 訪問記録22 Taylor先生との懇談

2011年11月2日水曜日

Img_6434 今朝はまず前主任教授の Robert Taylor 先生との懇談からスタート。家庭医療学の世界で、最も高名なドクターである。Taylor先生に会った人は、誰でもその温厚でフレンドリーな人柄に強く惹かれるだろう。

 最初に Talor 先生が配ってくださっのは、OHSUと地域医療振興協会の交流の歴史を纏めたブックレット。これまで訪問した全ての医師、研修医、医学生が掲載されている。

Img_6437 それぞれが自己紹介をしながら、ディスカッションを進めていった。写真は家庭医療とは何かというディスカッションの中で、Talor先生が書かれたメモである。Personから出発して、臓器、細胞、分子、原子とより細かい方向を極めていく考えに対して、家庭医療の方向は、Personから、家族、コミュニティー、国、世界、宇宙とより広い歩行に目を向けて考えていく事だとの解説。なるほど。

Img_6439 この紙をみながら改めて考えてみた。Patient oriented という言葉を普段よく使うのだが、その方向性は上にも、下にも、横にも広がりがあるだろう。臓器別専門医はこの紙でいうと下の方へ、家庭医は上の方へ、病院総合医は横への広がりを主に意識するが、単一の方向だけに進むわけではない。全ての医療は patient oriented であるべきだろう。

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