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2012年2月 5日 (日)

RCGP OHSU UH 訪問記録24 指導医養成についての話し合い

2011年11月2日水曜日

Img_6450 OHSU 家庭医療学教室には、現在日本人の医師が2名所属している。一人は被災した女川  にもかけつけて活躍した山下大輔医師。もう一人の大西恵理子医師は、2001年からインディアナ州で家庭医として働いていたが、今回OHSUに移籍した。(事務局にも成瀬さんという日本人スタッフも居て、日本からの研修医や医学生にとって大きな助けとなっている。)

Img_6453 昼の時間は軽食(といってもかなり大きなサンドイッチ)をとりながら、医学教育担当のSteiner先生と、日本人の二人のドクターを交えて、今後の指導医養成などに関するディスカッションが行われた。

Img_6454 最初に私の方から日本における医学教育や医師臨床研修の仕組み、地域医療振興協会における研修への取り組み、研修医の状況などについてプレゼンテーションを行った。(出国前、RCGP用にイギリスの用語で作ってあったのだが、大西洋上を飛ぶ飛行機の中で、今度はアメリカの用語に書き変えたものである。 )

 これまでのOHSUとの交流は、今回のような大人数の訪問団を除くと、後期研修医や医学生が主体であったが、今後更に発展させるために、指導医養成が必要だろう。候補となる指導医が、OHSUで教育に関する研究テーマも持って渡米し、一つの仕事として纏めていくような形の研修などが提案され、今後も検討が続けられることになった。

Img_6456

 その後、Emma Jones Hallの講堂に行くとちょうど講義をしていたのでしばらく聴講。尿検査についての話しである。

 日本での教育はどうしても先に解剖や病態生理から入りがちだが、こちらでは検査の項目や臨床上の問題点から疾患や病態生理へと遡っていく。そのため学習した事を実際の臨床判断に活かしやすいと感じた。

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