フィラデルフィアの風景+α 09 AmtrakでワシントンDCへ
週末を利用して日帰りでワシントンDCへ。土曜日の朝の地下鉄11th street駅は閑散としています。駅の構内は写真で見るよりもかなり薄暗いので、人が少ないと、大丈夫かなとちょっとドキドキします。列車の間隔も開いているようです。しかし次の列車の時刻などは表示されていないので、気長に待つしかありません。
地下鉄は5両編成で、ステンレス無塗装の車両の感じもニューヨークのものに似ています。やっと来た電車に乗って 30th street 駅まで乗車します。
ここから Amtrakに乗り換え。初Amtrakです。
昨日のうちにネットで乗車券を予約してあります。チケット発行端末で乗車券を発券するのですが、携帯画面に表示させたバーコードは読み込んでくれませんでしたが、決済に利用したクレジットカードを使い無事に乗車券を手に入れました。
ちなみにこの区間同じ設備でも列車によって$49から$94と値段がかなり違います。早期に購入したり空いている列車は安く、発券数に応じて値段が段階的に上がっていくようです。看板列車のAcelaはビジネスクラスとファーストクラスだけの編成で、ビジネスで$106-124とかなり値が張りますが、実は所要時間には大差がありません。いずれにしても朝の時間帯はまだAcelaは走っていないので、Northeast RegionalのCoach Seat を利用します。行きは$49で帰りは$70。ビジネスクラスは$25増しとなります。
ホームに降りる階段は列車の発車時刻が近づかないと入れません。降り口で乗車券を見せてホームに降りますが、何両編成かもわからないし、乗車口も不明です。結局は適当に待つしか無いようです。(ちなみに座席指定はありません。) 左手から電気機関車に牽引されたニューヨーク発ワシントンDC行きの列車が到着。なんと定刻です!! ホームは薄暗いので、フラッシュを炊かずに写真を取るのは結構大変です。(運転士に目眩しになるので、走行してくる列車にフラッシュを浴びせないように!)
座席配列は2+2です。新幹線と同じ標準軌の車両なのでかなりゆったりしていて、居住性は良好。窓側には125Vのコンセントがあり、車内でもWiFiでネット接続が可能。このあたりは航空機に対しての優位点をPRしているようです。窓の天地が狭く、スモークが入っているので車内は薄暗いです。日除けのカーテンはなどは付いていません。
発車後間もなく車掌が車内改札に巡回。航空機の搭乗券のような乗車券をチェックし、半券を切り取って乗客に返します。そして何やら切れ込みが入ったり途中で折り曲げたりした小さな紙片を荷棚下のところに挟んでいきます。改札済である事と乗車区間を示しているようです。個々の乗客の下車駅が近づくとこの紙片を回収しつつ、「次が下車駅だよ」と教えて回ります。うーん意外に親切です。
ワシントンDCまでの所要時間は約2時間。途中のNew ArkまではSEPTAと、Baltimoreから先はMARCとの併用区間になっており、それぞれのローカルトレインが運行されています。進行方向左手にデラウェア川やCheapeake湾が見える区間もあり、広大な大自然という感じではないものの車窓風景はまずまず楽しめます。
Regionalと言えども感覚的には時速200km近く出しているように思います。客車列車なので車内は静かです。細かな振動は多いですが、なかなか快適であります。
列車は定刻に頭端式のワシントンDCユニオン駅に到着。いやあ、アメリカの列車もこのあたりでは punctual なんですねえ。
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