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2013年1月17日 (木)

2012年シンガポールJCIプラクティカム3 1日目

 1日目(2012年4月23日)のセッションは以下の6つで、基本的に座学でした。講師を務める各コンサルタントは、アメリカから来た人だけでは無く、中国系、インド系など様々。英語にもかなり国ごとの訛りが出ますし、女性などはかなり早口なのでで、ある程度の基礎知識と資料はあっても、フォローするのは大変でした。

(1) Introduction of Joint Commission International and Practicum Overview
(2) The JCI Process 1: Introduction of JCI Standards
(3) The JCI Process 2: Introduction to Evaluation Methodologies
(4) Patient-Centered Standards Review
(5) Organizational Management Standards Review
(6) The JCI Process 3: After the Survey

 (1)では、JCIの歴史や組織の全体像、今回のPracticumの概略の説明。以前にも書いたようにJCIの組織は認証部門とコンサルタント部門に完全に分離しており、情報を共有しないとのことです。従って、コンサルタント部門が行う有償サービス(模擬審査)と、認証部門が行う本審査で見解に相違が生じる可能性があるとのことです。そんな事を言われても実際の審査でこのような事が起こると受ける方は困ってしまうわけですが…^^;

 (2)では、JCIの規格のついての概説。(3)では評価手法についての解説。一人の患者の動線に沿って各部門を追跡する Patient Tracer、薬剤管理・感染管理などシステムを見るSystem Tracer、施設の問題点をチェックするFacility Tourなど。

 規格は14のチャプターに分かれていて、中心となるInternational Patient Safety Goals (IPSG)、患者中心の規格、医療機関管理の規格6からなります。(4)と(5)でIPSGを除く各チャプターの解説がおこなわれました。このあたりは、基本的な知識であります。(6)は認証判定のアルゴリズムや、改善計画の提出、Focused Serveyなど受審後に起こる事が解説されました。

 各規格の項目は合計320あって、その下に1218の測定項目 Measurable Elements(ME)が設定されています。個々のMEは10点、5点、0点の3段階で評価されます。合格するための基準は多段階で、各規格のMEの平均点が5以上、チャプターの平均点が8以上、全規格の平均点が9以上など。つもり殆どの規格で満点をとっておかないと駄目です。もし認証が認められても、満点が取れなかった項目については改善計画を提出しなければいけません。

 規格の内容は方針や手順を定めていることだけを求められているのでは無く、医療機関の全職員がそれを理解し実行し、,成果を評価し、改善活動が成されているのかが問われます。

 会場では毎日、国際色豊かな昼食が提供されます。(和食は出ませんでしたが。)マレーシア、インドネシア、バキスタンなどイスラム教徒の方も多いので、料理に使われる食材にも気遣いがみられました。

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