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2013年3月25日 (月)

2012年6月Thomas Jefferson University Hospital 研修記録02 各科病棟

※記載内容については、質問などでできるだけ確認していますが、私の思い違いだったり、部署により異なる場合などもあるかも知れません。その点はご容赦下さい。

 大学病院の病棟は2つのビルの多数のフロアにまたがっています。診療科ごとで決まった病棟を使っているわけでは無いらしく、各科とも回診にあたっては移動が多く、立体的な動線を考えながら行っていました。

 病室は個室または2人部屋で、部屋の入口には患者名(ファーストネームのイニシャルとラストネームのフルスペル)が表示されています。最近日本ではプ ライバシーへの配慮で外側には表示しない例が増えているので、廊下から見えるところに普通に名前が出されている事は意外でした。

 壁には今日の日付や担当を記入するホワイトボードが掲げられています。また大型の液晶テレビも壁掛けで設置されているのがアメリカらしいところ。手元のスピーカー付きの有線コントローラで操作します。二人部屋でもイヤホンは使用していません。電動ベッドの脇には立派な手すりと背もたれのついた椅子が置かれています。長い時間座っても疲れない椅子を置くことで、ベッドで寝てばかりにならないように促しているように感じました。

 集中治療室(MRICU、MCCU、SCCUなど)は個室になっています。一般病棟と基本的な構造は意外に変わらない印象ですが、担当ナースが部屋の中を観察でき るようにガラスの面積が広く取られています。リニューアルされた病室ではカーテンでは無く、スイッチ操作でガラスが不透明にできるようになっていました。面会制限もあまり無いようで、他の病棟と変わらず家族も自由に出入りしていました。

 各病室の入口にはサインが掲げられています。転倒転落のリスクが高い事を示す”FALL RISK”の他、感染対策としての”ENTERIC”(腸管感染症)、”CONTACT”(接触感染)、”MDRO”(多剤耐性病原体)、”AIRBORNE”(空気感染)などの種類があり、入室にあたって要求される予防策が明記されています。AIRBORNEでN95マスクと手洗いと戸締めのマークが書かれています。他の種別では手袋・手洗い・ガウンのマークが書かれていますが、マスクは使用しません。ただしSCCU(心臓外科集中治療病棟)ではサージカルマ スクもよく使用されていて、白衣を着ての病室への入室は不可としていました。

 病棟には日本のような大きなナースステーションは無く、廊下の一角にカウンターがある程度です。ナースは自分の担当の患者さんの病室の前が定位置となっているようです。MRICUなどいくつかの病棟には、サテライト薬局が置かれており、薬剤の迅速な供給に役立っている様子でした。

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