「英国に学ぶ家庭医への道」が出版されました
2011年10月、地域医療振興協会の診療所委員会のメンバーを中心とするチームで、イギリスのRoyal College of General Practitioner を訪問しました。
その時にお会いした、Queensbridge Group Practice の Patrick Hutt 医師が編集した
「A Career Companion to Becoming a GP developing and shaping your career」
を紹介していただきました。イギリスの家庭医 General Practitioner にはどのようなキャリアパスがあり、それぞれがどうやってその道を選択したか、どんな魅力があるのかを紹介しており、家庭医療、総合医を目指す日本の医師や医学生にとっても大変有益な本でありました。
それから1年半。イギリスに行ったメンバーが中心となって、翻訳を進めてまいりましたが、ようやくこの度発売となりました。
邦題は「英国に学ぶ家庭医への道」 メディカルサイエンス社からの発売です。先行販売した日本プライマリ・ケア連合学会学術集会(5月17日~19日 仙台市)での書籍即売場では、何と第一位の売上を記録しました。パチパチ。(Dr. Huttは、今回シンポジストとして学会に参加しておりました。)
家庭医・総合医を目指す医学生、医師。イギリスのプライマリ・ケアや医学教育、医療制度に興味のある方、ぜひぜひお読み下さい。
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各章のタイトルを紹介しておきます
第一章 総合診療序説
第二章 総合診療後期専門医研修
第三章 勤務しているGPと共同開業
第四章 代診医と時間外勤務医
第五章 専門的技能を持ったGP
第六章 アカデミック総合診療
第七章 プロフェッショナル・ディベロップメント
第八章 総合診療における教育
第九章 国際的なプライマリ・ケア
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