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2013年6月24日 (月)

2012年6月Thomas Jefferson University Hospital 研修記録15 訪問診療

 午後からのHome Visit訪問診療に同行しました。巡回範囲はフィラデルフィア市街の全域に亘っているため、午後の時間を全部使っても3~4軒の訪問しかできないとの事です。実際この日は3軒の訪問に3時間以上かかっていました。そのうち半分以上が車(カーシェアリングを利用し運転は指導医)での移動時間でした。訪問診療は 週2回行われ、ひとりの患者さんへの診療間隔は2-3ヶ月毎との事です。毎回同じ医師が行くわけではなく、必ずしも患者さんの背景を良く理解しているわけではないようです。指導医の他、後期研修医やソーシャルワーカーも同行します。この日は私も入れて実に5人での訪問でした。

Slope 最初に訪れた家では、患者さんはトイレに座ったまま出て来る事ができず。トイレの中まで入って血圧を測定し、診察をして終わりました。(私は結局患者さんと顔を合わせずじまい。)2軒目の家は老姉妹の二人暮らし。今は寝たきりになってしまいましたが、階段には電動の昇降機が付けてあったり、玄関の階段にはスロープが作ってあったり、以前はもう少しADLが良かった様子が伺えます。ベッドの周囲の手の届く所に色々な物が置かれている様子は、日本の訪問診療先でも良く見かける光景です。3軒目は本日が初訪問。孫と暮らしている87歳の老女でした。2階で生活していますが、歩行器が無いと歩けないため階段を降りる事ができず、外出は不可能です。指導医は訪問理学療法のサービスを受ける事を薦めていました。しかし、認知症があるようで何度言っても「それは何」という返事しか帰って来ません。仕方がないのでお孫さんに伝言メモを残してい く事になりました。

 日本の場合は玄関の内側に段差がある場合が多いですが、このあたりの住宅は玄関の外に数段の階段がある場合が多く、高齡者にとっては外出の障壁になっていると想像できます。写真のような後付けのスロープが作られているケースは、あまり多くは見かけませんでした。

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