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2013年6月 3日 (月)

2012年6月Thomas Jefferson University Hospital 研修記録12 家庭医療科の病棟とGrand Round

 4週間の研修のうち、後半2週間はFamily and Community Medicine(家庭医療科)での研修でした。このセクションは、Jefferson Family Medicine Associateと呼ばれJFMAと略されています。所属する後期研修医は各学年10名程度との事です。家庭医療科では病棟診療と外来診療の両方を同じ医師たちが担当しています。

 初日は病棟回診からのスタートでした。そのやり方の基本は内科と変わりはありません。

 家庭医療科の入院担当は1チームのみ。後期研修医2名、初期研修医3名で、家庭医療科の入院患者を全て(10人から最大30名程度)担当します。内科と異なり入院に特化したチームでは無く、午後には外来診療も行っています。指導医も午前中に外来診療の無い日に日替わりでの担当となります。午後からは外来診療があるため、午前中の指導医回診時に 原則として全員を診察しています。患者数が多いときは昼食時間が無くなってしまう事もあるそうです。

 もともとJFMAにかかりつけの患者さんが入院になると、担当は家庭医療科になります。ですから対象疾患は一般内科よりも広範囲となります。入院前のバックグラウンドを知る医師の診察を受けることで、入院中や退院後のケアにも継続性が確保されやすいという点が大きなメリットです。(ただし、指導医は日替わりですからその患者の外来担当医が毎日入院診療を行うわけではありません。)JFMAかかりつけの患者さんも集中治療室にいる間は集中治療科が担当しますが、そこから一般病棟へ移った場合は家庭医療科の担当に変わる事になります。

Grand Rounds

 毎週水曜日の8時から9時までGrand Roundsが行われています。今回は年度末の進級時期にあたっていたため、1週目は後期研修医が1年間取り組んで来た事を各自発表しました。

 2週目は M&M(Morbidity and Mortality)として、病棟管理に難渋した症例などの紹介がありました。もともと精神疾患のある患者が集中治療室を退室して一般病棟に移動。しかし、不穏のコントロールができず、色々トラブルを起こした結果、再度集中治療室に戻った症例について発表がありました。転科を受け入れるべきだったのかとか、コンサルトした精神科との関係な どが議論になっていました。

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