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2013年8月26日 (月)

書評 ボルネオ島アニマル・ウォッチング

 ボルネオ島(カリマンタン島)は、一つの大きな島の中にマレーシア領と、インドネシア領と、ブルネイダルサラーム国が混在しています。(さらにブルネイは、マレーシアのサラワク 州に囲まれて、二つに分断されていたりして。)
 ボルネオ島といえば手つかずの自然、特徴ある動物の宝庫というイメージですが、ボルネオ島の熱帯雨林もインドネシアと同様、アブラヤシのプランテーション開発などで、その面積を減らしており、そこに住む動物たちにも大きな影響を与えているそうです。
 ヤシ油を原料とした石鹸を売っている某社は、ホームページや製品に海岸のココヤシを使って自然環境にやさしいというイメージを醸し出していますが、同じヤシでもアブラヤシは見た目も全く異なります。
 今回ご紹介するボルネオ島アニマル・ウォッチングは、JICAの専門家として現地で活動を続けている著者が、ご自身のノウハウを集大成したもの。本の始めにはカラー写真での動物紹介が載っています。アフリカのサバンナのようには大型の動物は多くないのですが、世界でもここにしかいないテングザルをはじめ、絶滅が非常に危惧されているスマトラサイ、マレー語で森の人という意味のオランウータン、メガネザル、ヒヨケザルなど様々な動物が生息しているのです。
 書籍の前半ではボルネオ島の成り立ちなどについて解説があり、後半は自然保護区ごとによく見られる動物にスポットを当てて解説。足跡の一覧なども掲載されています。さらっと見る写真図鑑のような本を予想していると、文字の多さにびっくりするかも知れません。自然保護区の簡易宿泊施設に何日も滞在して、じっくりと昼夜動物を観察することに興味がある人にとっては、あるいはいつかそのような旅行をしたいと思っている人にとっては、またとないガイドブックになることでしょう。

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