撓骨神経麻痺になる
4週間前の日曜日の朝。目が覚めると左手の甲がビリビリとしびれていました。起きだして、コーヒーでも飲もうとカップを持ったら、ぐらついて落としてしまう始末。改めてよく診察してみると、左手の甲をそらすことができず、中指と薬指が完全に伸びない状態。手の甲の感覚も親指と人差し指の付け根を中心に、鈍くなっています。
念のため脳と頚髄のMRIを撮影してもらいましたが、異常無く、末梢性の橈骨神経麻痺と確定。この病気、上腕の外側の圧迫で起こりやすく、恋人を腕枕して寝てしまったらなっていたというようなことから、「ハネムーン麻痺」とも言われています。今回腕枕していたとすれば、自分の頭なんでしょう…。治療法は「時を待つ」のみ。
利き手じゃない方の手首が上がらない、それだけの事ですがその不便さたるや想像以上。茶碗は持てないわ、キーボードは打てないわ、内視鏡の操作ができないわで、商売上がったり。胃カメラやERCPは左手を体幹に接触させて操作することで何とかなるものの、大腸内視鏡はあきらめざるをえない状況でした。手首を固定する装具をつけてみると、左手での操作がある程度安定しました。
脳卒中などで片麻痺になった人が、どんなに不甲斐ない気持ちになるのか思い知りました。
その後徐々に麻痺は回復し、現在ほぼ9割治り装具も必要なくなりました。手の甲のしびれが少し残っていますが、タッチタイプも、内視鏡の操作も問題無くできるようになり、こうしてまたブログも書けるようになりました。
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