スコットランドの写真を少々03 Foresterhill Health Centre
2013年11月11日(月)
アバディーン市は人口約20万。北海油田の開発の中心として、スコットランドで最も勢いがある都市の一つです。また、これより北には人口10万人を超えるような大きな都市はありません。ここはハイランド地方には入りませんが、アバディーン大学では、ハイランドの中心都市インヴァネスをベースとする医学生教育のコースを持っており、ハイランド地方での医師養成に大きな役割を担っています。
1枚目。そんなアバディーン大学のForesterhillキャンパスに隣接して、Foresterhill Health Centreがあります。手前の低い建物がセンターで、後方のビルは大学病院です。
センターには複数のGP(家庭医)診療所と、1か所の薬局が入っています。市街地の中心からは離れていて、他の調剤薬局の利用が不便なため、施設内で薬をもらえるようにしているとのことです。
イギリスの医療はNHSという国の健康保険サービスが主として担っていて、NHSを利用して医療サービスを受ける場合は、必ず自分が登録したGPに受診する必要があります。(救急の場合は病院の救急部門 A&E = Accident and Emergency を利用することもあります。)およそ人口5000人に対してGP診療所1か所が配置されています。建物はNHSが所有しており、その中でテナントとして診療所が入っているようです。大学に隣接していますが、大学の付属施設ではありません。
2枚目は診療所の待合室です。日本の待合室と似ていますね。アメリカでは患者さんが診察室に先に入っていて、そこに医師や看護師が行って診察をするスタイルですが、イギリスでは日本と似ていて、医師が自分の診察室に患者さんを呼び入れる形になっています。
3枚目。診察室の中です。診察台は頭の方を高くすることができます。床には体重計が置かれていました。
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