スコットランドの写真を少々08 フォート・ウィリアムの診療所
2013年11月13日(火)
ネス湖を過ぎるとなんとなく分水嶺を越え、大西洋側に下っていきます。オイック湖、ロッキー湖と細長い湖が続きます。これらをつなぐのがカレドニア運河で、黒海と大西洋の間の船のバイパスになっています。
入江の町フォート・ウィリアムは、人口約10000人。英国最高峰のベンネビス山の麓にあります。夏は山登り、冬はスキーが楽しめ、オフロードバイクのトライアル大会(Scotland Six Days Trial)や、スキー場を利用した自転車でのダウンヒル大会などが開催され、町は大賑わいになるそうです。
この町のGP surgery(診療所)は、町の中心部から東に車で5分ほど離れたところにある Fort William Health Centre内に設置されています。1枚目の写真はその玄関と、ベンネビス山を何とか一枚におさめたもの。
昨日までは天気に恵まれたものの、天気が崩れて今日は冷たい雨が降っています。もっともこれが本来のスコットランドの天候なのです。
2枚目の写真は診療所の受付です。右と左に受付がありますが、それぞれが別の診療所。左側が今回見学させていただいたTweeddale診療所。右がCraig Nevis診療所です。このような一つの建物内に複数の診療所がテナントとして入るのは、よく見られることです。
3枚目。待合室の構造も左右対称です。このパープルの照明は、インヴァネスのCentre for Health Scienceでも使われていました。こういう難しい色を使って、ケバケバしくなくおしゃれな雰囲気に仕上げられるのが素晴らしいですね。ここでも表示はゲール語、英語併記に
診療所の代表を務めるダグラス先生からは、診療や生涯教育だけでなく、この土地での生活の楽しみなど、たくさんの有意義な話を伺うことができました。へき地医療のマインドは、世界中どこにいっても共通です。
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