LEVORG DRIVING EXPERIENCE その2
7月5日の試乗イベントの続きです。
記事とは無関係に写真は公道試乗用の1.6GT Eye Sight です。カラーはBRZやトヨタ86との共用色のライトニングレッド。ソリッドの赤が標準設定されるのは2代目レガシィのマタドールレッド以来でしょうか。特別色も含めると3代目4代目のBlitzenのプレミアムレッド以来となります。赤いレガシィを2台乗り継いだ身としては、やっぱり赤でしょ、というところですが、これまでの受注色の中では人気最下位のようです。
さて、プリクラッシュブレーキ体験の後は、いよいよ自らステアリングを握っての特設会場内試乗となります。用意されているのは、1.6GT Eye Sight と、2.0GT Eye Sightてす。試乗コースは、3つののセクションに別れていて、最初のセクションでは大きな旋回を、2番めのセクションでは直線での加速を、3番目のセクションでスラロームというほどではありませんが、山岳路を想定した(と思う)小旋回が用意されています。
ハンドリングを体験するコースですが、あえてビルシュタインダンパー+18インチタイヤのGT-Sではなく、17インチタイヤのGTグレードを用意しているところが良いですね。直線加速セクションはとても短いのでディーラー試乗でも体験できますが、ハンドリングセクションで左、右、左、右とハンドルを切りかえしてパイロンをクリアしていくのはなかなか楽しいものです。車の動きはシャキシャキしていて、おしり(荷室)の長さを感じさせない。まあこれは歴代レガシィからの伝統でもあります。
170馬力の1.6と300馬力の2.0の比較ですが、(双方ともSIドライブはSモードでの印象)加速力についてはもちろん2.0の方がすさまじいものがありますが、まあそれは過剰な性能というものです。2代目や3代目のレガシィGTの2段ロケットターボに比べると大変スムーズであります。
それよりも気になったのは先のディーラー試乗の時と同様トランスミッションの印象の違いでした。2.0のスボーツCVTは、アクセルを踏む右足と、エンジンの力感と車速がリニアにつながっている感じで、スリップ感が少なく、トルクコンバータ嫌いの私でも、まあ許そうかという感じだったのですが、1.6の方は、アクセル踏んでもすぐには車速が上がらない感覚があって、どうてもアクセルの踏み込みが深くなりがちでした。特にコーナー出口で速度を乗せていくときにとても気になりました。
WEBCGの試乗記では2.0GTに関して、「こうなると、アクセルを踏みこんだ瞬間にどうしても感じられる、ぐにゃりとしたCVTのレスポンスがもどかしくなってもくる。」と書かれていますが、どうも私の印象とは逆のようであります。
4WDシステムの違い(1.6がアクティブトルクスプリット4WD、2.0がVTD-4WD)はこの短いハンドリングセクションでは全くわかりませんでした。
(その3に続く)
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