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2014年7月24日 (木)

LEVORG DRIVING EXPERIENCE その3

 7月5日の試乗イベント報告の3回目です。
Dsc_0297  Enjoyコースの人はここまでで終わり(残念!)なのですが、Specialコースはここから公道での試乗が始まります。私が乗った車両は1.6GT-S Eye Sightでした。(写真の手前右の車両) 一緒に試乗したもう一人の方はライトニングレッドの1.6GT Eye Sightでした。

 試乗コースは、青海から東京湾ゲートブリッジを通り、新木場ランプから首都高湾岸線を有明ランプまで走り帰ってくるというものです。(私にとっては概ね馴染みの道。)

 ここでは、Eye Sight Ver.3 の機能である、車速自動追従クルーズコントロール、レーン中央キープ/車線逸脱警告の体験ができます。

 Eye Sight関係のスイッチはステアリングの右側に集まっています。車速追従クルーズコントロールのボタンを押してオンにして、その上の上下スイッチで車速を設定します。初期設定40km/hから,5km/h刻みで114km/h(カタログでは100km/hと書かれていますが)まで設定できるそうです。5km/h刻みの設定は大雑把な気もしたのですが、実際の車速は先行車の速度で決まってきますので特に問題はありませんでした。

 一旦車速をセットしてしまえば、先行車との車間距離を保ちつつ、自動で加減速してくれます。先行車が止まれば自動で自分も止まるそうですが、怖いですからたいていの人はその前に自分でブレーキを踏みますね。一旦停車して再発進した場合は、速度設定ホタンを上にチョンとおすと、もともとの設定速度まで勝手に加速して追従運転してくれます。うーんこれに慣れると、アクセルもブレーキもほとんど自分で操作しないズボラな運転手になってしまいそうです。

 レーン中央キープ機能のスイッチもステアリンク右についています。こちらは65km/h以上で走行中に車線を認識すると、走行中の車線の真ん中をキープできるように、車線の脇に寄り過ぎると、自動で修正舵を当ててくれます。普通に運転していると、自分で修正舵を当ててしまいますが、この場合は作動しません。また車線逸脱警報は、例えば左側の駐車車両を避けようとして、車線をまたいでしまうと警告が成ります。意図的に進路変更をするため車線をまたぐ事はしばしばありますが、ウインカーを出していればこの警報は作動しないそうです。高速道路を使った長距離ドライブの疲労を低減してくれそうな機能です。

 各機能の表示はメーターパネル内のアイコン表示や色の変化だけ。警告音もいろいろ鳴って、同時にメーターパネル内で何やら表示の色が変わったりしているのですが、一見さんには意味がわかりにくい。メカ好きでは無いドライバーにはとっつきにくいところが、まあ、スバルらしいといえばスバルらしいのですが。液晶ディスプレイに文字で警告内容や設定結果が表示されたり、警告内容も音声で具体的に案内されたりすれば、もっとわかりやすくて一般受けしそうなのになあという感想です。

 GT-Sグレードの足回りは、やはり固めなのですが腰に来るような嫌な感じはありません。扁平タイヤにありがちなワンダリング(路面の不整や轍にハンドルを持っていかれる現象)も試乗中特に気になることはありませんでした。

 というわけで、総括です。人さまにお勧めするのは、1.6GT Eye Sight としておきます。個人的な好みは2.0GT-S Eye Sight ですが、これはCVTのスリップ感の少なさと、アクセル極低開度におけるエンジンレスポンスの穏やかさによります。

 限定版でもいいからマニュアルトランスミッション仕様が出てくればなあ。

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