西オーストラリアMotorhomeの旅10 一路南へ（よろよろ）疾走

2014年11月16日（日）
　Caversham Wildlife ParkがあるWhiteman Parkを後に、約250km離れたBusseltonに向かいます。Busseltonは1832年に イギリスから来た Bussel Familyによって開拓されたことからこの名が付けられているそうです。

　ルートは比較的単純で、3号線 Reid Highway→4号線Tonkin Highway→3号線 Roe Highway→2号線 Kwinana Freeway→2号線 Forrest Highway→１号線Forrest Highway→10号線Bussel Highwayと、高規格道路が続きます。結果的にほとんどの区間が110km/h制限。完全立体交差で自動車専用道の Freewayのみならず、対面通行区間や横道もあり、歩行者や自転車の通行も許可されている Highwayでさえも、制限速度は同じ110km/hです。ただしHighwayは信号機のある交差点や、ラウンドアバウト、市街地などでは制限速度が下がります。

　Motorhomeは前面も側面も投影面積が大きいので、走行抵抗が大きく横風にも弱いです。もともと乗用車のような直進安定性は期待できないのですが、高速域での運転は緊張感を伴い、常に細かな修正舵をあてる必要があります。つまり、運転していてすごく疲れます。時速100km/hと110km/hではその差はかなり顕著であり、無理せず制限速度いっぱいではなく、少し低めの速度で巡航するのが良いようです。

　出発から1時間半ほど経過し、Freeway区間が終了。ここまでは休憩施設がほとんどありませんでたが、ようやく(P)マークの標識が見えたので小休止を取ることができました。

　パーキングと言ってもごらんの通り路肩に広いスペースが取られているだけです。何もありませんがゴミ箱だけ設置されていました。周りは見渡す限りの大平原。車にトイレがついているとこういう時に便利です。まだまだ先は長いです。

　バンバリー Bunbury の町に近づくとようやく家が増えてきて、久しぶりの信号機。西オーストラリア州で3番目に大きな市ですが、人口は54000人に過ぎません。ここからBussel highwayに入ればもう一息。3時間30分ほどで今日の目的地 Busseltonの　Beachlands Holiday Park に到着しました。

　一旦レセプションでチェックインします。ここも事務所の営業は18時まででした。（朝は8時から。）すでにネットで予約とカード決済は済ませてありますが、ゲートを開くためのリモコンと、バスルームの鍵（男用・女用）の保証金として50AUDを現金で支払いました。（もちろんチェックアウト時に払い戻してもらえます。）

　サイトの場所を確認したら、そのまますぐに出かけます。まずはスーパーマーケット Coles Busselton店で買い出し。娘がColes自社ブランドのクロワッサンにはまり、明日の朝も食べたいというので補給。土日に賑わうリゾート地だからなのかここの店舗は土日も21時まで営業しています。

　まだ明るいので、明日のWhale watchingの出発地である ジョグラフ港 Port Geographeを下見に行きます。市街地からLeyman roadを東へ向かうだけで、地図で見ると一本道で迷いそうに無いのですが、ラウンドアバウトがありますのでまっすぐではありません。（実際に一回間違えました。）

　帰りがけに道路わきの Thai Lemongrass Restaurant で夕食をとりました。元はガソリンスタンドか何かだったような建物で、席数は少なく takeawayが主体のようです。通路の屋根の高さが心配でしたがぎりぎりでクリア。お店を仕切っているのはタイ北部イサーン出身の女性でコックさんもタイ人。カレーが15.9-16.9AUD、パッタイが11.9-14.9AUD（この時の1AUD≒100円）。レッドカレーとパッタイを注文しましたが、昼の豪州風パッタイとは違って authentic なタイ料理で、スパイスの使い方も辛さもなかなかに本格的で◎。食事中も次々とTakeawayのオーダーが入っており、なかなかの人気店のようでした。