西オーストラリアMotorhomeの旅30 高さ52m カリーの巨木に登る
2014年11月21日(金)
未明にかなり雨が降っていましたが、今朝はやんで曇り空です。予想以上に楽しかった南部森林地帯の滞在もいよいよ終わりです。昨日は一度も動かす機会が無かった Motorhome ですが、今日はパース近郊のFremantleフリーマントルまでの大移動が待っています。キャラバンサイトからの撤収作業にも慣れて、てきぱきと作業を進めます。
今朝はまずSowthwestern Highwayを一旦10kmほど南下して、昨日Shaun氏から場所を教わっていたDiamond Treeを目指します。Highwayから標識に従って右折し、未舗装道路で森の中に入ったところに駐車場があり、motorhomeでも安心して駐車できる大型用のスペースも確保されています。
一枚目写真の中央が diamond tree。その高さ52mというカリーの巨木です。この巨木の上には見張り台が設置されていて、そこまでは幹にうちつけられた鉄杭を梯子のように使って登っていきます。もともとは火の見櫓的な役割をしていたものだそうです。現在は誰でも無料!!で登ることができます。もちろん at your own riskですが。
まずはやる気満々の妻が登っていきます。私と娘は地上で心配しながら見上げています。螺旋状に打ち付けられた細い鉄の杭。写真ではわかりにくいですが、その外周部は鉄網で囲われており、万が一転落した場合でも外には放り出されないようにはなっています。とはいえ杭の隙間には何もありませんので、転落すれば実際にはどうなるのかは想像がつきません。
それでも無事に妻が登っていくのを見ているうちに、何とスクールバスに乗った子どもたちが団体で到着しました。この子たちが登っていったら大変なことになりそうと心配しましたが、引率の先生がしっかりしていて、上に人が居るから登ってはダメと生徒たちを牽制してくれました。先生から「あなたは登ったの」と聞かれたので「今、妻が上に居て、私は娘とここで待っています。」「では、降りてきたら交代で先に登ってください。」と。実は、登ろうかどうしようか迷っていましたが、これでは登るしかなくなってしまいました。^^;
無事下山(下木?)した妻。大変楽しかったが、筋肉が痛いと言っています。というわけで交代で登頂を目指します。一眼レフを首から下げて登るのは危ないので、この先はスマホの写真。
鉄杭は思ったよりもしっかりしていて、ぐらつくこともありません。低い場所では、杭も螺旋状になっていて足元の確保もしやすい。中間地点に少し足場が作られていて、小休止したり、下ってくる人とすれ違いをしたりできるようになっています。
さてここからが正念場。幹もだんだんと細くなり、鉄杭の配列もほぼ垂直方向になってきました。ここで足でもすべらせると洒落になりません。網に囲まれた空間も窮屈になって来て、引っかからないように注意が必要です。意外と息切れはしませんでしたが、妻が言っていたとおり、体を引き上げるのに使う上肢の筋肉がだんだん痛くなってきました。
思っていたよりも早く見張り台に到着しました。森の上から頭ひとつ抜けた高さからは周囲をよく見渡すことができます。いやあ爽快爽快。
おっと登ったからには下らなければなりません。登りよりもさらに慎重に足場を確認しながら、一歩一歩下っていきます。無事に地上に戻ってくることができました。
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