西オーストラリアMotorhomeの旅31 道路沿いの小さな村 Balingupで

2014年11月21日（木）
　無事 Diamond Tree の登頂を終え、いよいよManjimupともお別れです。Southwestern Highwayを北へ。Fremantleまで300km。今回の旅では最長の大移動です。

　片側1車線のHighwayは例によって110km/h制限。交通量も（他の道に比べれば）多くて、木材を積んだ大型のトレーラーなども走っています。丘陵地のアップダウンや、カーブも多くて、スポーティーな車で走ればかなり面白そうな道路ですが、大柄なmotorhomeではそうも行きません。

　1時間ほど走りManjimupから約60km北にある小さな村、Balingup バリンガップにさしかかりました。整備された美しい街路樹に惹かれ、道路わきの駐車スペースに停めて休憩をとることにしました。

The Packing Shedと看板の出ている建物の中には、ちょっとした店舗の他に、Balingup Heritageとして村の歴史資料を展示したスペースがありました。村の小学校を再現したコーナーもあって、マネキンの先生と2人の生徒が勉強しています。小さな机には古い教科書も置かれています。

　道路の反対側にもいくつか店舗がありました。その中の一つMushroom Bakehouse cafeで昼食をとることにしました。注文したのはパンとスープのセット。のどかな村の光景を眺めながら、テラスでのんびりと楽しむ昼食は格別です。

　その向かい側には児童公園があります。小さな村とは思えないぐらい立派な遊具が設置され、おばあちゃんに連れられた幼児が一人遊んでいました。ちっちゃな子を見るとお世話をしたくなる我が娘。さっそく合流して遊び始めてしまいました。おばあちゃんに話を聞くと、近郊で大農場を営んでいるとのことです。

　小休止のつもりがすっかり長居になってしまいました。観光地でも何でもない村でのひととき。気まぐれな旅の醍醐味と言えます。