南アフリカ西ケープ州の旅01 プランニング
昨年の西オーストラリア旅行記の冒頭において、「気候の良い時期の南半球に家族で出かけることができるチャンスはしばらくなさそうです。」などと書きました。その舌の根も乾かぬうちに2年連続で南半球に出かけることに成りました。しかも気候の良いとは言えない冬で雨季の南アフリカ共和国西ケーブ州。妻の「今年はペンギン見に行きたい。割れちゃったダチョウの卵のランプも買いたいしね。」とのリクエストにこたえることにしたからです。
アフリカ旅行といえば、マラリアや旅行者下痢症などのリスクがつきものです。娘はまだ小学校1年生なのでマラリアの予防内服などの十分な備えができませんし,まだ衛生状態の悪いところに連れて行くことはできません。その点南アフリカでもケープタウンを中心とする西ケープ州では、マラリアの心配は皆無ですし、衛生状態も良好な場所が多いと思われます。「アフリカらしさ」からは縁遠くなりそうですが、今回は無理をしないことを最優先します。
相変わらず日本から南アフリカへまでは直行便がありません。どこを経由していくのが便利か、価格的に有利か。まずはそこからの検討です。2003年にマラウイに行った時は、成田から香港までキャセイパシフィック、そこから南アフリカ航空でジョハネスバーグに飛び、更に南アフリカ航空を乗り継いでリロングウェに向かいました。(当時はジョハネスバーグとリロングウェ間の航空券を日本の旅行会社に手配してもらうのに苦労しましたが、今では個人でもウェブサイトで世界中の航空券が気軽に購入できるようになり、飛躍的に楽になりました。)
香港経由の他にはシンガポール経由(シンガポール航空)、バンコク経由(タイ国際航空)といったアジア経由と、ドバイ経由(エミレーツ航空)、ドーハ経由(カタール航空)、アブダビ経由(エティハド航空)といった中東経由、かなり遠回りになりますがヨーロッパ経由の選択肢があります。そんな中から今回選択したのは結局南アフリカ航空の香港経由。羽田から香港まではANA運行のコードシェア便、香港からはジョハネスバーグを経由してケープタウンに向かいます。羽田を朝出る便にして、香港での乗り継ぎ時間を11時間ほど確保し、おまけの半日香港観光を加えてみることにしました。
次に現地での交通手段です。今回はレンタカーを使用。大型のスーツケース2個が無理なく詰めることが必要なのでコンパクトなハッチバックやセダンでは難しい。また未舗装路に踏み込む可能性も高いと思われます。またどうせなら日本車以外に乗りたい。そんなわけで、AVISレンタカーでHyundai ix35を予約しました。SUV風のスタイルで一見AWDのようですが実はただのFF。トランスミッションはもちろん6MTのチョイスです。
あとはどこを訪れるか。そして宿泊地の検討。Lonely Planetの電子版やWEBサイトなどで情報を収集。冬場の旅行では日が短い事が行動の足かせになります。アフリカで日没後に移動するのは治安や野生動物との接触など安全面でもあまり気乗りがしないものです。南アフリカでも西端の西ケープ州では、7月下旬時点では、朝明るくなるのが8時頃、日没が18時前ぐらいのよう。明るい時間帯が遅くにシフトしているのはありがたいことです。
最終的に現地6泊のうち5泊目までを決めて、6泊目は現地に行ってから決めることにしました。
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