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2015年11月27日 (金)

南アフリカ西ケープ州の旅22 Cape Point

2015年7月28日(火)

Img_0565  午前9時過ぎ、Boulder's Beach Lodge を出発。ケープペンギンたちとはこれでお別れです。ケープ半島の東岸に沿ってM4を南下。小さな集落を2つほど過ぎると道は海岸を離れて半島の稜線へと登っていきます。ほどなくCape Pointの標識に従って左折し、フェンスとテキサスグレーチングで区画された国立公園の敷地へと入ると、すぐにラウンドアバウトがあります。半島の稜線部分はテーブルマウンテンと同様に平坦な地形となっており、広々とした光景の中緩やかなワインディングロードを進んでいきます。やがてゲートがあり入園料を支払い更に南下。右手に喜望峰への分岐を見送り直進すると道は終点となり、ケーブルカー乗り場のある広い駐車場に到着しました。

Img_0567 Cape Point Cable Car 正確には Flying Dutchman Funicularは、ちょっと大きめのエレベータぐらいのこじんまりとした乗り物です。Flying Dutchmanとは伝説の幽霊船のことで、映画などでもよく登場します。料金は片道R45(約450円)往復R55と「戦略的」な価格設定になっていますが、やはり下りはのんびり歩いて戻ってきたいので片道乗車券を購入。乗客は我々家族3名のみ。Old Lighthouse の近くまでの急傾斜を3分ほどで楽に運んでくれます。

 ケーブルカーの終点から素晴らしい景色を眺めながら灯台を目指してえっちらおっちら。西側の崖下には白砂のビーチとその向こうに突き出た岬。あれが有名な喜望峰 Cape of Good Hope です。何故希望岬では無く「喜」望「峰」と訳されたのか謎ですが、何故ケープ半島の突端では無くその脇の小さな岬がこんなに有名なのか、それも不思議な気がします。

Img_0570 南を見ればケープ半島の突端 Cape Point を見下ろす事ができます。日本のテレビ番組のほとんどでは、この岬の東がインド洋、西が大西洋…と言っていますが、実はどちらも大西洋。そしてよく地図を見ればわかる通りここはアフリカ大陸の最南端でも何でもありません。(最南西端なんて苦しい書き方をされている場合もありますが。)もちろん航海上重要なポイントである事は間違いありませんが。

 水平線が丸く見えるのは確かですが、写真ではレンズによる歪曲でより強調されて写っています^^; 昔の人は何故地球を平らだと思ったのかと不思議になりますが、実は古代ギリシャ時代より地球は丸いと考えられていたそうです。

Img_0575

 ふーふー言いながら登ってようやくこじんまりとした灯台 Old Lighthouse まで登ってきました。現在は使われていないそうです。中に入ることはできません。突端からだいぶ離れたところに建てられたのは、やはり当時は突端に近づいて灯台を建設するのが困難だったからなのでしょうね。現在使われている灯台はもう少し突端に近いところに建てられています。

 ここから突端の方に向かう道は無いようです。素晴らしい光景を楽しみながら駐車場の方に戻ることにしましょう。

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