南アフリカ西ケープ州の旅42 Franschhoek
2015年7月31日(日)
Franschehoek フランシュホークは、人口15000人あまりの小さな都市です。17世紀末にフランスから逃げてきた新教徒のユグノー派の人たちが入植した場所で、French Cornerを意味するオランダ語からこの名が付けられたそうです。
山が美しく夏でも涼しくケープタウンからも遠くないことから1990年代から非常に人気が高まっているとのこと。この一帯はワイン産地としても有名ですが、日本人観光客は来ても日帰りのワイナリー巡りが多いのではないでしょうか。
Lavender Farm から車で走ること5分ほどでこじんまりとした市街地にやって来ました。道路の両脇は縦列駐車スペースになっており、気に入った場所に気軽に車を停めて散策する事ができます。白い欧風の建物が並んだ市街地の背後には美しい山脈がそびえています。
Huguenot Fine Chocolateでおみやげ用にチョコレートを購入したあと、お店を冷やかしながらメインストリートを散策。およそアフリカらしからぬ光景ですが、道ゆく人も白人観光客が多く、バーやレストラン前のテラス席では、ワインですっかり出来上がった人々が賑やかです。一軒の土産物店で黒人の店員さんと話していたら、この人もマラウイ出身と判明。出稼ぎに来ているひとが本当に多いようです。
日も暮れてきたので、ほどほど賑わっている様子のレストランに入り夕食をとります。南アフリカ最後のディナーです。妻はサラダとピッツアを注文。私は何にしようかとメニューを眺めていたら見慣れない Bobotie という名前が。説明を読むと南アフリカのローカルフードらしいので、注文してみます。おあつらえ向きにグラスワインがセットになっています。
出てきた料理はカレー味のグラタン見たいなもの。Wilipediaなどによると、ひき肉の上に卵ベースのトッピングをかけて焼いた料理とのこと。そんなに辛くは無く、おいしく平らげます。ケープマレー料理(イギリス植民地であったマレーよりケープタウンに連れてこられたマレー人のもたらした料理)をフランス人入植地の Franschhoek で食べるということは、中華街で中国人シェフの作る洋食を食べるにも似た行為ですので、Bobotie 本来の味を堪能できたのかは不明でありますが。
ワインを飲んでしまったので帰りの運転は妻が担当。部屋に戻れば、おいしそうなボトルワインが待っています。
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