新専門医情報 2016年7月6日 日本皮膚科学会 新専門医制度に関する重要なお知らせ
2016年7月6日に日本皮膚科学会から「新専門医制度に関する重要なお知らせ」が出されました。
https://www.dermatol.or.jp/modules/important/index.php?content_id=8
1、主研修施設、研修施設の指導医の皆様へ
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/news/Statement0706_1.pdf
2、研修医の皆様へ
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/news/Statement0706_2.pdf
の2つの文書があります。
結論としては、2017年度については現行制度での研修を行う。2018年度以降は日本専門医機構の新体制と協議を重ねるということです。
また、以下の理由から、皮膚科希望者は早めに学会に入会するよう促しています。
(1)初期臨床研修中に皮膚科学会に入会した場合、初期臨床研修期間も皮膚科専門医取得のための研修期間として算定することが可能であること。
(2)皮膚科で研修を行った期間は全て研修期間として認められるが,皮膚科以外での研修期間はその2分の1が認められること。
(3)算定できる研修期間は皮膚科学会入会後に限ること。
同学会の島田理事長(山梨大学皮膚科学教授)は、厚生労働省の「専門医養成の在り方に関する特別委員会」にも参考人として出席して、皮膚科に関して地方においては大学のプログラムでさえ応募者があまり期待できす、とても大学以外のプログラムを考えられるような状況では無いと行った実情について発言されています。
http://kinojun.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/2016530-3-a07f.html
そういうバックグラウンドを知りますと、今回発表された文書の行間に何となくにじみ出るものがあるのを感じとれる気がします。
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基本領域の18学会でまだ声明を出していないのは、整形外科、形成外科、泌尿器科、臨床検査、耳鼻咽喉科、精神科、リハビリテーション科の7領域となりました。また総合診療科についても、日本専門医機構ホームページに新情報の掲載はありません。
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