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2016年8月 1日 (月)

新専門医情報 2016年8月1日 2016年8月1日 日本放射線学会は暫定プログラムを選択

 なかなか情報が出なかった日本放射線学会ですが、8月1日付けで、
専門医制度に関するお知らせ
平成29年度放射線科専門研修について
http://www.radiology.jp/specialist/s_information/20160801.html
を発表しました。

 これによると、新専門医制度の開始を目的に作成した96の暫定プログラムを利用すること、平成29年度の募集に関して、時期および人数等に制限は設けないこと、などが表明されています。その理由として、「暫定プログラムでは人口を考慮し地域医療に配慮した募集人数配置がなされていますが、この96の基幹施設とその連携施設群は従来から放射線科専門医の研修を行ってきた施設がほとんどであり、募集人数に制限を設けない場合でも、地域医療と研修の質に大きな影響はでないものと判断しています。」と記されています。

 内閣府ホームページにある、平成28年第8回経済財政諮問会議の資料6
経済・財政再生計画に沿った社会保障改革の推進②(塩崎臨時議員提出資料)
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2016/0511/shiryo_06.pdf
の3枚目「医師の地域偏在・診療科偏在の解消に向けた強力な取組の推進」を見ますと、平成6年を1.0とした場合に、医師数の総数(平成6年の1.4倍弱)以上に増えている診療科として麻酔科(1.8倍以上)、放射線科、精神科(各1.6倍程度)が示される一方で、産婦人科、外科はむしろ減少していることが示されており、診療科間の医師偏在として国から注視されているものと推測されます。

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