新専門医情報 内科学会は現行制度継続
日本内科学会ホームページに7月30日付で「平成29年度(2017年度)の専門医制度運用について」という文書が公開されていました。
http://www.naika.or.jp/info/senmoni20160730/
(当然トップページで告知されるだろうと思ってそこばかりチェックしていたので、気づくのが遅くなりました。)
M3.comの関連記事が以下にあります。
日本内科学会、2017年度は現行の専門医制度
「認定内科医、総合内科専門医」試験、2020年度までは継続
https://www.m3.com/news/iryoishin/446024
もっともニュースソースが同じですから、新たな情報は出ていません。
内科学会ホームページでの情報を要約します。
・平成29年度(2017年度)日本内科学会の認定医制度の研修を行なう専攻医は、現行の内科系サブスペシャルティ専門医を取得可能。
・認定内科医試験、総合内科専門医試験は少なくとも平成32年度(2020年度)まで継続。
・最も影響を受けた現在初期研修2年目の研修医や、現行の認定医制度でまだ認定内科医資格を取得していない若い世代については、移行に際して不利益を被ることがないように措置を設ける。
・すでに新専門医制度に向けて準備した新しい施設連携体制で平成29年度(2017年度)の研修を実施する場合は、日本内科学会事務局へ連絡する。個別に内容を確認し研修体制上特段の問題がなければ、その取り組みも認める。
従来制度で来年度内科研修を開始すると、2018年度に認定医試験を受けることになり、2018-2020年度の3年間(教育関連病院のみの場合は5年間)の研修を経て総合内科専門医の受験資格を得ることになります。受験は2021年度以降になるはずですが、その年からもう総合内科専門医試験をやらない可能性があることになります。
これまでに「新たな専門医制度試験が始まる2020年以降は、2014年度以前の医師免許取得者に対する新しい内科専門医試験の受験資格を別に設け、これを満たす場合には、新しい内科専門医試験を受験する事も選択できるよう計画しております。」と発表されていますので、(http://www.naika.or.jp/nintei/shinseido/のFAQ「2014年以前の医師免許取得者について」)それに則って新内科専門医を取る方向の道筋を作っていくつもりなのかなと、個人的には推測しております。
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