« 2017年6月 | トップページ | 2017年8月 »

2017年7月の11件の記事

2017年7月31日 (月)

新専門医情報 7月31日 総合診療領域の専門研修プログラム申請書類が一部掲載されました

 2017年7月31日の夕方(18時に見た時は無かったのですが…)日本専門医機構ウェブサイトに、
重要なお知らせ
総合診療領域の専門研修プログラム申請書類の一部掲載について
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/kensyuprogram%20_forms_soushin.pdf
が掲載されました。

 なぜ一部なのか?理由はわかりません。何か事情があるのでしょうね。他の申請書類は随時掲載とのことです。

 なおこの文書はトップページのリンクからしか辿れず、総合診療専門医のタブの下の申請受付のページの記載は準備中のままです。

--
2.専攻医定員
原則1学年あたり2名とするが、増員を希望する場合はプログラム申請書Aの別紙5に理由と共に定員希望数を記載すること。
--

となっています。各プログラム定員2名とのことですが、これまでもっと多くの家庭医療の専攻医を集めているプログラムも少数ながらあり、一方で実績が無いプログラムも今回多数出てきますので、一律に2名では…ということなのでしょうね。その別紙5は未掲載です。

このPDF、一部に記入例も入ってしまっているので、そのまま申請用には使えなさそうです。

またへき地の定義として「過疎地域自立推進特別措置法」が根拠として示されています。その一覧は総務省の過疎対策のサイトに掲載されています。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/2001/kaso/kasomain0.htm
ただしこれとは別に「医療資源の乏しい地域」という表現もありますので、結局定義はざっくりとしたものになりそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

青海島

2017年3月の撮影です。
P3260315 俵山温泉から30分少々で、長門市の仙崎港にやってきました。ここから青海島を一周する観光船に乗ってみます。ピンクのクジラを模した観光船の屋根に、潮吹き装置もついています。
P3260317  仙崎の沖合にある青海島へは、青海島大橋が架橋され、車で渡ることができます。仙崎側の穏やかな水面からは想像ができませんが、北側は日本海の荒波に洗われた断崖絶壁となっており、"海のアルプス"とよばれています。(誰がよんだ?)

P3260322 仙崎港を出向した船は、まず青海島大橋の下をくぐります。ここから島を時計回りに一周します。島の西の端を回り込むあたりから俄然波が高くなり、船は大きく揺すぶられます。この先北岸の断崖や洞窟に近づきなかなかの大迫力ですが、北斜面なので逆光になり、潮をかぶった船の曲面窓ガラスに光が反P3260328 射してしまい、写真を撮影するにはなかなか厳しい状況でした。あんまり撮影に熱中していると酔いますし。

P3260333  1時間20分ほどで一周して仙崎港に戻ってきました。ダメ押しに車でも青海島に渡ってみました。集落はすべて穏やかな南岸に集まっています。青海島の西側には波の橋立とよばれる砂嘴で仕切られた青海湖がありますが、こんなに海に近いのに不思議なことに淡水湖なのだそう。しかも山口県最大!

P3260336 波の橋立のたもとから本州側を眺めていたら沖合を観光船が通過していきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月29日 (土)

新専門医情報 7月26日 専門医制度新整備指針運用細則(改定)が掲載される

 日本専門医機構ウェブサイトに、2017年7月26日の日付で「専門医制度新整備指針 運用細則(改定)掲載のお知らせ」が掲載されていました。
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/saisoku_7.7_ver2.pdf

 新旧対照表は無いのですが、3月に発表された初版はまだ下記リンク先に残っていましたので、読み比べてみました。
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/saisoku_hosokusetumei.pdf

 変更点を抜き出すと以下のようです。意外に少なかったです。

Ⅴ都道府県協議会について
①は変更なし
②では「研修プログラム認定後であっても、専攻医の登録状況や連携施設等の医師配置の状況を含む研修プログラムの運用実績を踏まえ、地域医療の確保の観点から必要な意見を提出することができる。」が追記されています。
③は変更なし。
④はまるまる追記です。「協議会は、基幹施設に対し、ローテート内容等の情報の提供を求めることができる。基幹施設は、機構に連絡したうえで、協議会に情報を提供し、その際遅滞なく機構にも協議会に提出した資料を報告するものとする。機構は、地域医療への配慮や専門研修レベルを改善するための必要性に応じて、基本領域学会、基幹施設と協同して協議会の求めに協力するものとする。」

Ⅸダブルボードの運用について
①「基本領域の専門医取得のため、卒業後臨床研修後ただちに開始する研修は、原則として研修プログラム制とする。ただし、新整備指針7p.「3.(1)2)は除く。」については「ただし」のあとが追記されています。新整備指針の該当部分は研修カリキュラム制について言及している部分です。
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/170602sinseibisisin_ver2.pdf
の9ページ目となります。

ⅩⅤその他
研修カリキュラム制に関する記述が削除されています。(新整備指針第2版の方に同じような文言が追記されたため、細則に書く必要が無くなったからだと思われます。)
その代わりに、
3 専攻医への配慮について
が追加されました。
「基幹施設および連携施設は、専攻医ごとの研修進捗状況を把握するとともに、専攻医からの相談窓口を設け、有効な研修が行えるよう配慮する。専攻医は、基幹施設および連携施設の相談窓口へ相談後も有効な研修が行えないと判断した場合には、機構に相談することができる。」

----------

 改めて都道府県協議会についての記述を読み直してみました。協議会で出た意見は、
「基本問題検討委員会」に諮り、必要に応じて「精査の場」で協議し、最終的に理事会で決定する。
となっております。47都道府県での協議会での意見を取りまとめたあと、その先に最大三段階の会議体での協議を経ることになっており、これだけでも相当時間がかかるプロセスになりそうです。またプログラム認定後も意見を提出することができるとされているので、来年度から走り始めたプログラムに対しても、再来年度からの修正を協議会から求められる可能性があるようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月28日 (金)

新専門医情報 総合診療専門研修のプログラム募集締め切りは8月21日予定

 2017年7月28日の夕方ごろ、日本専門医機構のウェブサイトに「総合診療領域の専門研修プログラム申請受付について 」という文書が掲載されました。
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/sogo_shinisei_20170728.pdf
これによりますと、プログラム申請書の締切は8月21日を"予定している"とのことです。

 ところが、肝心の募集要項はいまだ機構ウェブサイトには掲載されていません。申請書等は当然すでにできているはずですので、その公開に何故か待ったがかかっている状況なのでしょうか??いずれにしましても、当初7月末締め切り予定との情報がありましたので、この予定通り進んだとしても3週間遅れとなります。

 専門医機構の次回の理事会は8月4日に行われることがアナウンスされています。
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/16rijikai_kaiken_8.4.pdf

 厚生労働省の「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」も次回は8月上旬に開催される見込みとのことです。(ウェブサイトにはまだ日程は公表されていません。)

 気がかりなのが内閣改造。塩崎厚生労働大臣が退任し、新しい大臣に変わるのではと言われています。昨年の「立ち止まれ」発言以来塩崎大臣がかなり積極的に関与してきただけに、新大臣はどのようなスタンスになるのか注視していく必要があります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月24日 (月)

秋芳洞、角島大橋、俵山温泉

2017年3月の撮影です。

P3250299_2 秋吉台から南側に急坂を下ったところに秋芳洞の入り口があります。秋芳洞は秋吉台の地下にできた日本屈指の巨大鍾乳洞です。秋芳洞の入り口はこの一番下の正面口のほか、遡っていく途中のエレベータ口(エレベータで地表につながっている)、と最上部の黒谷口があり、どこから入ってどこへ出てもOKです。今回は正面口から入って、黒谷口へ抜けて、帰りは地上の道路を歩いて下って戻りました。(洞窟内は湿度が高くて、汗だくになってしまうので、外を歩いたほうが爽快です。)

P3250302_2  さすが規模が大きいので、様々な形の鍾乳石を見ることができます。右の写真は石灰華段丘(百枚皿)と呼ばれるものです。水に溶けだした石灰分が析出してダム状になり、たくさんの小さな水たまりができています。

 これが大規模に地表にできた景観がクロアチアの世界遺産プリトヴィツェ湖群国立公園にある湖群ということですね。

P3250306  予想よりも早いスケジュールで進み、まだ日暮れには間があります。足を伸ばして角島大橋まで行ってみました。本州と角島をつなぐ1780mの一般道路で、途中にある鳩島を(景観維持のため)避けて架橋されているので、そのカーブがまた一つの特徴になっています。春休み期間の週末とあって、橋の周囲だけなかなか賑わっていました。

P3250311 今夜の宿泊は俵山温泉。長門市の山中に湧く名湯です。pH9.8というアルカリ性の温泉。下田市の観音温泉もアルカリ性で有名ですが、調べてみたらそちらはpH9.5ですから、俵山はすごい。

俵山温泉のもう一つの特徴は旅館に内湯がないこと。現在は「町の湯」と「白猿の湯」の2箇所の外湯が営業しており、どの旅館に泊まっても外湯に通うことになります。町の湯の方は内湯だけでこじんまりとしており、白猿の湯の方がやや大きな施設で露天風呂もあります。どちらも内湯はかけ流しでしたが、白猿の湯の露天の方は塩素臭がしますので循環とわかります。

 温泉入って、夕食食べて、また温泉入って、寝て起きて、またまた温泉に入る。外湯までの5分ほどの道のりも風情があって良いものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月18日 (火)

新専門医情報 総合診療研修の整備基準は公開されましたが

 2017年7月11日の夕方ごろ、日本専門医機構のウェブサイトに総合診療専門研修プログラム整備基準が公開されました。トップページにはアナウンスは表示されておらず、たまたま該当ページをリロードしないと気が付かないのですが…。
http://www.japan-senmon-i.jp/comprehensive/index.html

 なお、一緒に承認されたはずのモデルプログラムは見当たりません。プログラム申請の開始は「近日中」と書かれていましたので、毎日チェックしていますが、7月18日17時時点ではまだアナウンスはありません。

(なお他の基本領域の整備基準等も機構ウェブサイトでは公表されていません。 )

新旧対照表がありませんので変更点の全貌はつかみきれません。ポートフォリオというタームに対して、「経験省察研修録」という難しい正式日本語タームが割り当てられたようです。

 既報のように内科研修が12ヶ月になっています。PDF9ページの最初の方の記載を見ますと、内科研修の評価に関しては、

・「内科領域で運用する専攻医登録評価システム(Web版研修手帳,J-OSLER)による登録と評価を行う。
・12ヶ月の内科研修の中で、最低40例を目安として入院症例を受け持ち、その入院症例(主病名、主担当医)のうち、提出病歴要約として10件を登録する。分野別(消化器、循環器、呼吸器など)の登録数に所定の制約はないが、可能な限り幅広い異なる分野からの症例登録を推奨する。
・病歴要約については、同一症例、同一疾患の登録は避ける。提出された病歴要約の評価は、所定の評価方法により内科の担当指導医が行う。
・12ヶ月の内科研修終了時には、病歴要約評価を含め、技術・技能評価、専攻医の全体評価(多職種評価含む)の評価結果が専攻医登録・評価システムによりまとめられる。その評価結果を内科指導医が確認し、総合診療プログラムの統括責任者に報告する。専攻医とプログラム統括責任者がその報告に基づいて、研修手帳の研修目標の達成段階を確認した上で、プログラム統括責任者がプログラム全体の評価制度に統合する」
と記されています。

 ここに書かれている「研修手帳の研修目標」というのが、内科側のWeb版研修手帳なのか、総合診療の研修手帳なのかがわかりません。

 内科とのダブルボードを考えている人は、内科専門研修では初期研修の経験症例も登録可能とされていますが、総合診療専門研修の中の内科研修においては、初期研修の症例を利用して症例登録や病歴要約の入力をすることは可能なのでしょうか?この総合診療の整備基準では明確にはなっていません。(しかしながら、初期研修時代の経験症例を+αとしてJ-OSLERに登録しておけば、ダブルボードを目指す際の症例登録のノルマを減らすことができますので、記憶が薄れないうちにぜひやっておきたいところでしょう。また、内科専門研修では最初の2年間で29の病歴要約をすべて登録することになっていましたので、総合診療研修の1年間で10症例しか病歴要約の登録が終わっていないと、1年間で残る19例の登録をしなければならないかも知れません。その観点からも初期研修の時の症例を利用することは重要では無いかと思います。またこの記載の中には症例登録のことが書かれていません。内科専門研修を終えるためには最低でも160例の症例登録が必要です。ダブルボードを目指す人は総合診療の内科研修の間にもせっせと登録しておくのが良いでしょう。)

 小児科と救急科の研修の評価についての記載は「各科の研修内容に関連した評価を各科の指導医が実施し、総合診療プログラムの統括責任者に報告することとなる」とのことで非常にふわっとした書き方になっています。

PDF12ページ
「総合診療専門研修I/IIにおいてはへき地・離島、被災地、医療資源に乏しい地域の医療機関、あるいは医療アクセスが困難な地域の医療機関での研修も可能となるような教育体制を整備する。
・原則として、都道府県の定めるへき地に専門研修基幹施設が所在するプログラム、あるいは研修期間中に2年以上のへき地での研修を必須にしているプログラムにおいて、ブロック制で実施できない合理的な理由がある場合に限り、小児科・救急科の研修をカリキュラム制で実施することを認める。

 PDF13ページ
「へき地・離島、被災地、医療資源の乏しい地域での1年以上の研修が望ましい。」と書かれています。望ましいだけで必須ではありませんけれど、へき地での研修において実績がある医療機関には多くの研修プログラムから連携施設登録希望が殺到するのではという懸念もあります。へき地の医療機関では多くの専攻医を抱える経営基盤は到底ありませんし、症例の経験数の面でも難しい面があります。どのように調整をつけるのでしょう?

 なお「カリキュラム制」というタームは、上記のPDF13ページの一箇所にしか記載がありません。なのでこの整備基準では総合診療専門研修の全体をカリキュラム制で行う場合の方法については、全くわからないということになります。

 PDF13ページ
「地域において指導の質を落とさないための方法
・指導医が不在のへき地・離島(定義:都道府県の定めるへき地)などの
地域では、指導医が常に研修に係わることで専門研修の質を保つための方法として、プログラム統括責任者またはプログラム内の認定指導医による週に1回の直接対面または遠隔テレビ会議等による振り返りと、3ヶ月に1回の研修先訪問を必須とする。」

 指導医が不在のへき地での研修が、総合診療専門研修の中でいったいどのように位置づけられるのかが良くわかりません。なぜなら総合診療I/IIの研修では特任指導医による指導が求められていますし、内科、救急、小児ではそれぞれの領域指導医が指導することが求められています。となると、指導医がいない施設で研修するということが、必須研修の中では想定されていないように思われるからです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月17日 (月)

秋吉台

2017年3月の撮影です。

P3250297  須佐をあとに海岸線を走り、萩市中心部を通り過ぎて山間部へと向かいます。

 今回の旅のアシはTimesのレンタカー。Timesで借りると高確率でマツダ車なのですが予想通りデミオでした。残念ながらオートマチックですが1300ccクラスにして最近は6ATです。昔の3ATのようなかったるさはありません。このデミオ、一番安いグレードのはずですが、山道がとても楽しい。マニュアル変速してきちんと速度管理をしてあげると素直にひらりひらりとカーブをクリアしていきます。燃費も21km/Lを超えて2度びっくり。

P3250292_2  秋吉台に向かいます。日本全国旅をしてきましたが、鉄道路線からやや離れたこのエリアにはまだ来たことがありませんでした。普通の山道が、展望台が近づくと一変。まるで高山にのぼったかのように木がまばらになり、あたりにはゴツゴツとした白い岩が飛び出しています。広大な石灰岩の大地が雨水で侵食されてできた地形です。

 以前に訪れたメキシコのユカタン半島もカルスト地形ですが、あちらはほとんど隆起していない平坦な地形で、そのためにセノーテと呼ばれる深い湖が特徴的です。

P3250295  駐車場に車を停めて、軽く食事を済ませて、周辺を一回り歩いてみました。パノラマ写真向きの地形です。

 伝統行事として毎年2月に山焼きが行われているそうです。どおりで森林化しないわけです。枯れ草が残っているエリアの遊歩道は立ち入り禁止になっていました。万が一山火事になった時に、あっという間に火がまわり逃げ場が無くなって危険だからのようです。(事実秋吉台の山焼きでは、死者が出たことがあります。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月10日 (月)

新専門医情報 2017年7月7日専門医機構理事会に関するニュースの追加

 2017年7月7日の日本専門医機構理事会に関するニュースがいくつか追加されましたので、お知らせします。

 まずは大手の毎日新聞の大誤報から^^;
日本専門医機構
新専門医制度、18年4月からスタート
https://mainichi.jp/articles/20170708/k00/00m/040/158000c

 大手新聞だからといって頭から信用してはなりませんね。

--

 次に、メディウォッチの記事です。
2018年度からの新専門医制度に備え、10月から専攻医の仮登録—日本専門医機構
http://www.medwatch.jp/?p=14732

 これまでの経緯も踏まえつつ非常にわかりやすく解説されていると思います。

 専門医機構や各学会の考えるタイムリミットから逆算して、9月末に二次審査終了、10月に専攻医登録開始というスケジュールが示されたという解釈です。

 しかしこの解釈では、専攻医予定者の立場は置き去りにされています。

 研修プログラムが公表されず、試験日程もわからない状態で、10月になって急に、11月○○日に選考試験をしますとアナウンスされても、業務や私用の調整がままならない。さらに一次で決まらなければ二次選考、三次選考となるわけですから、この間、いつ試験になっても対応できるように何の予定も入れられないことになってしまいます。
(プログラム提供側の基幹施設も同じ状況に陥るかもしれません。)

 前回の記事で書いた日本専門医機構の内部要因のことも大変気がかりです。

 実際日本専門医機構のウェブサイトは本日時点で更新がされておらず、各基本領域の整備基準やモデルプログラム、総合診療専門医に関する情報などすべて準備中表示のままでして、新整備指針の運用細則の改訂版も掲載されていません。
http://www.japan-senmon-i.jp/

 これは機構の事務組織に関し、これらの掲載準備を理事会開催と並行して行なう体制ができていないことを示しています。通常企業では記者会見や製品発表会と同時にウェブサイトにプレスリリースや商品サイトが公開されますが、そのような仕組みをとれるほどには事務局のマンパワーが無い=手が回っていない のだと私は捉えています。

 このような状況で、数千におよぶ研修プログラムの二次審査、同時多発的に19領域×47都道府県=893領域! について行われる都道府県協議会への対応、1万人の専攻医予定者の登録と重複検証といった膨大な事務作業を、これからの短い期間で完了し、専攻医の一次募集にこぎつけることができるのでしょうか。

 仮に厚生労働省の検討会がOKを出しても、プログラムの二次審査が9月末までに終わる目処がつかずに新専門医制度の開始が再延期になる可能性があるとも言えます。

 今後の展開が非常に危惧されるところです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

大坂山たたら製鉄跡、須佐のホルンフェルス

2017年3月の撮影です。

 週末は仕事がありませんので、萩を起点にレンタカーで周辺をぶらぶらしてみました。

P3250262

 萩には世界遺産「明治日本の産業革命遺産」に含まれる構成資産が5箇所指定されています。まずはそのうちの一つ、「大板山たたら製鉄遺跡」を訪れました。製鉄に必要な熱源を得るためには大量の木炭が必要で、そのために良質な林に囲まれたこの山間地に製鉄施設が作られたのだそうです。

P3250267

製鉄の原料となる砂鉄は船で港に運ばれそこから馬により大坂山に運ばれ、できた鉄もまた馬で運ばれて萩市の海岸にある恵美須ヶ鼻造船所に届けられたそうです。一見非効率のように思えますが、砂鉄よりも遥かに大量の木炭が必要だったため、木炭を海岸まで運び出すよりも効率的だったのでしょう。

P3250284 次はどうしようかと考えましたが、せっかくなので須佐のホルンフェルスを見に行くことにしました。須佐に滞在していても、気軽に歩いていける距離には無いので。

 P3250278ホルンフェルスは縞状の地層が露出しているように見えます。一部のサイトではホルンフェルス断層と誤った記載がなされています。ホルンフェルスは熱変性によって生じた変成岩の一種だそうです。

 崖の上につながる遊歩道から、平滑な岩の上を歩いて崖下へ。柵は全く設置されておらず、崖や岩の割れ目に落ちると…。十分気をつけて下さいね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月 8日 (土)

新専門医情報 2017年7月7日専門医機構理事会 来年度開始が最終決定できるのは二次審査完了時

2017年7月7日に日本専門医機構理事会が開催されました。関連記事がm3.comに掲載されましたので、ご紹介します。

「専攻医の登録、10月スタート」目指す
「2018年4月開始に向け、日本専門医機構の準備は整った」
https://www.m3.com/news/iryoishin/544396

 今回の理事会では、新整備指針第2版に対する運用細則の改訂、総合診療専門研修の整備基準とモデル専門研修が承認されたとのことです。これで、全基本領域の整備基準とモデルプログラムが承認されたとのことです。

 運用細則改訂については、厚生労働省の「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」での奈良県知事などからの意見を取り入れる形で、

「柔軟な研修への対応」
・出産育児などで中断する場合などもカリキュラム制で可
・基幹施設に専攻医からの相談窓口を設け、機構にも相談窓口を設ける
「都道府県協議会への情報提供」
・都道府県協議会が直接基幹施設に情報提供を求めることができる
といった内容が追加されたようです。
(なお、現行の運用細則は、機構ウェブサイトに掲載されています。
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/saisoku_hosokusetumei.pdf )

 機構としては「今年10月から専攻医の登録を開始できるよう、研修プログラムの1次審査を7月中に終え、9月末までには2次審査を終了することを目指す。できれば今年内を目途に専攻医の研修先が決まるよう、準備を進める」とのことです。

--

 それでは来年度からの開始が決定したのかというと、まだ なのです。

 外的な不確定要因は2つ。厚生労働省の「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」と「都道府県協議会」。これらの動向によっては二次審査の終了が遅れる可能性がある。機構としては二次審査が完了して初めて来年度開始をアナウンスできるという考えのようです。

 もっとも、機構の内的な不確定要因もあります。専攻医登録システムがまだできていないという点です。一人の専攻医が複数プログラム、複数基本領域で重複していないか確認するために必要ですが、その準備はまだ整っていないようです。機構はこれから9月末までの2ヶ月半で、総合診療プログラムの募集と一次審査、全プログラムの二次審査、専攻医登録と調整システムの構築という非常に大きなタスクを抱えることになりますが、果たして間に合うのでしょうか?

 専攻医や研修病院にとっては、何とも困った状況になっています。結局今後のスケジュールについて目安は示されたものの、確約では無いため、試験日程も決められない、プログラム内容もいつ確定できるのかもわからないという状況が続いています。しかも最終的なGoが出るのが早くても9月末。

 ただ、一次募集の試験が10月までに行える可能性は無さそうですので、試験日程は11月と12月あたりで仮に決めておくというのが、基幹予定施設にとってとりあえず現時点で可能なことのようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月 3日 (月)

須佐港と男命いか

2017年3月の撮影です。

P3230244 山口県萩市須佐地区。スサという地名は神話に登場するスサノオノミコト(色々な当て字がありますが、須佐地区としては須佐之男命なのでしょう)に関連しているようです。須佐での仕事の初日を終えて、今日は須佐の好月旅館に一泊します。

P3230248 夕食時間まで少し間があるので、港付近を歩いてみました。入り組んだ須佐湾は天然の良港で、漁業が盛んです。ここで水揚げされる剣先イカは「男命いか(みこといか)」という名前でブランド化されています。活きた状態で出荷され、お店や旅館では身が透け透けの状態での活造りを楽しむことができます。

P3230249

 夕方は漁船の動きは無く、非常に静かです。内湾のため波もほとんどありません。夕陽が沈むのを見届けたら旅館に戻ります。

Dsc_0646  好月旅館さんによるとこの時期男命いかはなかなかとれないのだそうですが、運良くこの日は水揚げがあったそうで、賞味する機会を得ました。とても甘みがあって美味しかったですよ。春の時期は白魚の収穫期でもあります。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年6月 | トップページ | 2017年8月 »