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2017年10月 6日 (金)

新専門医情報 2017年10月10日専攻医一次登録開始が決定

2017年10月6日に日本専門医機構の理事会が開催されました。関連記事がm3.comに掲載されました。

専攻医の1次登録、3060プログラムで10月10日開始
日本専門医機構、総合診療は「追加・辞退」で367
https://www.m3.com/news/iryoishin/561741

 来週火曜日からの専攻医の一次登録について、予定通り開始することが発表されました。

 また、二次審査の結果も発表され、計3060のプログラムが認定されたとのこと。18の基本領域が2693、総合診療専門医が367(一次審査から2つ辞退、都道府県からの要請で9追加)とのことです。

 各領域や全領域の定員が合計で何人になったのか、そこは書かれていませんでした。また気になるのは吉村理事長が記者会見を欠席したという記載です。

日本専門医機構のサイトには、10月6日付けで
「専門医を目指す臨床研修医および研修プログラム統括責任者の皆様へ
平成30年度スタート予定の新しい専門医制度の登録手順のお知らせ」
が掲載されました。 (まだ「予定」が取れないの?!)
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/Important%20Information_1006.pdf

一部を抜粋しますが、
一次登録に関して
②登録確認期間(必要に応じて採用試験をおこなったり、プログラム統括責任者と当該領域学会とで、都市部への希望者の集中の有無の確認、調整等をおこなう期間)
平成29年11月16日~平成29年11月30日
③採用期間(プログラム統括責任者が、当該領域学会および機構と協議し採否を決定する期間)
平成29年12月1日~平成29年12月14日
と書かれています。

 意図を推測しますと、専攻医登録は事前の調整で極力定員内におさまるようにする。しかしどうしても超えてしまった場合は、②の期間に必要に応じて採用試験を行うという意味でしょうか?また都市部においては定員内におさめたつもりでも、都市部への集中が認められた場合は、定員を減らす方向で調整が行われる可能性があるということでしょうか。

 ③の採用期間についても、学会や機構との協議というプロセスが入っています。何を協議させられるのだろう??

 また二次募集の中にさくっと非常に重要なことが書かれていました。
「都市部への集中が明らかな場合は当該都市部の二次登録はおこなわない予定」だそうで、先日の松原副理事長インタビュー記事の最後の一言はやはりそういう意味だったのか、という感じです。これを見たら却って一次登録で都市部のプログラムに集中してしまいそうな気がしますが、どうなのでしょうかね。

 初期研修の定員は登録者の1.1倍に設定されているようなのですが、それでさえたくさんの定員がフルマッチする病院もあれば何年も0というところもあります。新専門医制度はマッチング無し、複数プログラム応募不可という仕組みですから、例えば応募者の1.5倍とかの定員合計があったとしたら、領域間、プログラム間で相当の不均衡が生じることは容易に推測できます。

 機構のサイトではこれ以外の情報更新は確認できていません。

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