新専門医情報 一次応募結果などの情報が機構サイトに掲載
12月15日の一次応募結果通知、16日からの二次応募開始に関連して、日本専門医機構のサイトにいくつか情報が掲載されておりました。
○専攻医の二次登録について(お知らせ)
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/%E5%B0%82%E6%94%BB%E5%8C%BB%E3%81%AE%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E7%99%BB%E9%8C%B2%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.pdf
○5都府県における平成30年度専門研修を開始する専攻医登録について
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/kenshu%20gotofuken.pdf
○専攻医一次登録領域別採用数について
http://www.japan-senmon-i.jp/news/doc/ichjitourouku.pdf
各領域、都道府県での採用数のマトリックス表になっています。
総合診療の採用数は理由はわかりませんが、5人減って153人になっています。
都道府県別でみますと、少ない順に宮崎県が全県で30人、福井県33人、山梨県と島根県が34人、高知県が40人、その他50人未満のところが、青森、富山、鳥取、山口、徳島、香川、大分となっています。一方東京都は1756人と二桁違います!!
○M3.comにも関連記事が掲載されています。
198人、専攻医1次登録で研修先決まらず
日本専門医機構が採用状況公表、12月16日から2次募集開始
https://www.m3.com/news/iryoishin/575357
採用者総数が、先月の締め切り時の7989人から198人減少して7791人になっていると指摘しています。眼科、小児科、精神科、皮膚科、泌尿器科で採用者数が応募者と比較して減少しているとのことで、これらの領域で特に「調整」が行われたことが示唆されます。
「2014年医師・歯科医師・薬剤師調査」の「主たる診療科・従業地による都道府県別医籍登録後3~5年目の医療施設従事医師数」との比較では、内科や外科がそれぞれ5.9ポイント、1.2ポイント減少したとのこと。逆に、眼科3.7%(同0.7ポイント増)、麻酔科5.9%(同0.6ポイント増)、泌尿器科3.2%(同0.4ポイント増)、耳鼻咽喉科3.1%(同0.4ポイント増)、形成外科2.0%(同0.4ポイント増)などで割合が増加したことも指摘しています。
大都市圏と地方の格差拡大、基本領域間での分布の変化(メジャー診療科が敬遠される傾向)との指摘を裏付けるデータになっているように思われます。
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