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2018年3月20日 (火)

新専門医情報 2018年3月16日機構理事会 静岡県から東京都に51人移動

 日本産科婦人科学会のウェブサイトに昨年12月1日付けで、「2019年度に研修を開始する専攻医のための專門研修プログラム新規施設の募集等について」が掲載されております。(会員専用ページ)
https://www.e-igakukai.jp/user_service/kaiin_portal/ml_ap/ml_login.htm?para1=ex&para2=1&para3=120070117110005&para4=2007
 内容を確認していただいたところ、既に新規施設の募集は締め切られているそうです。

 日本内科学会のウェブサイトに「プログラム新規申請について」が掲載されました。
http://www.naika.or.jp/nintei/shinseido2018-2/shinsei2019/
申請期限は4月10日、プログラム一式の受付期限は4月30日必着とされています。

 斯様に五月雨式に各学会での動きがあるとフォローが大変ですが、新規申請を考えている施設の方はこまめに学会のサイトをチェックしていただくほか無いようです。
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 2018年3月16日に日本専門医機構の理事会が開催されました。関連記事がm3.comに掲載されましたので、ご紹介します。

新専門医制度の一期生8409人、「東京で研修」は21.7%
松原副理事長「地域医療への影響、東京集中」を否定
https://www.m3.com/news/iryoishin/592099

 記事によりますと採用者8409名のうち、東京都内の基幹施設のプログラムが1825人で21.7%を占めているとのことです。各領域別の専攻医数は何故か公表されなかったようです。

 現在東京都で勤務している後期研修医は1350人とのことで、これが475人ほど増えることになります。1825人のうち1115人は初期研修等も東京都とのことで、「差し引き710人が他道府県から、新専門医制度に伴い、東京都に移動する。」とのこと。その内訳は、
・関東(多い県順)
 神奈川県165人、千葉県132人、埼玉県101人、茨城県34人、栃木県28人、群馬県4人
・その他(多い県順、10人以上)
 静岡県51人、北海道・福岡県・沖縄県15人、長野県14人、宮城県・山梨県・大阪府13人、福島県・愛知県10人

 ということです。
 特に静岡県は現在の194人から115人と大きく減少しており、減少したうち51人が東京都に移動しているという事です。
「51人を本当に(静岡に)戻してくれるのかについては、今のところ調べが終わっていない。専門研修1年目は東京に戻っても、2年目からまた静岡に戻ってくるような仕組みで対応できれば、特に静岡の医療が問題になることはないと思っている」(松原副理事長)
 私も静岡出身なので心配しているのですが、静岡県は人口が多い(375万人)割に、医学部が浜松医大1校しかないため、大学中心に専攻医が集まる傾向になると、自然と県外の大学の基幹プログラムに流れる宿命にあるように思われます。
 なお来年度の募集計画などについての記載は特に見られませんでした。

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