新専門医情報 専門医機構 2018年5月18日理事会 2019年度に向けてのスケジュールについては触れられず
5月18日に日本専門医機構の理事会が開催され、関連記事がM3.comに掲載されましたのでご紹介します。
消化器内視鏡専門医、日本専門医機構認定のサブスペに
役員改選期迎える、6月末の社員総会で決定
https://www.m3.com/news/iryoishin/603622
記事内容のうちの一つは消化器内視鏡専門医が機構認定になったというもの。(これまでは機構で扱うサブスペシャリティーとして承認されていませんでした。)
内科、外科、救急科、臨床検査科、小児科、放射線科 が基本領域になるとのことです。内視鏡学会のある先生は総合診療と耳鼻咽喉科も基本領域に入れることを検討しているとおっしゃっていましたが、今回の発表では除外されています。臨床検査科や放射線科が加わっているのは、超音波内視鏡や透視下の内視鏡検査を想定してのものかも知れません。
もう一つは6月末での役員改選。これは2年毎と決まっていますので新しい話ではありませんが、6月29日の社員総会(各基盤学会の代表などが集まる会議)で決定されるそうです。
都市部への集中に対する対策としては、山下副理事長が「どんな方法で専攻医を募集するのか、改変するのか、今回の方法を踏襲するのか、いろいろなアイデアが出ているが、現時点ではまだ煮詰まっていない。まずはエビデンスを集め、何が起きたのか、問題は何かを調べ、検討する」と述べ、松原副理事長はシーリングの在り方について1ヶ月以内には結論を出したいと述べたとのことです。
初期研修医2年目や研修病院の現場で気にしているのは2019年度開始の専門研修に向けての専攻医募集スケジュールなのですが、それについては今回の記事では記述がありませんでした。基本領域学会のサイトでは個々にプログラムの修正・追加を募り、締切を過ぎたところもあります。一方、機構直営の総合診療専門医については何一つアナウンスが無く、今年度も立ち遅れが懸念されます。
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