モロッコとパリの旅02 ジブラルタル海峡を飛び越えて
2019年8月16日(金)
羽田からのAF293便が到着したのはシャルル・ド・ゴール空港のターミナル2Eです。広大な空港ですので、違うターミナルへの乗り換えはなかなか大変ですが、次に乗るマラケシュ・メナラ空港行きのAF1276便も同じターミナル2Eでした。ターミナル基部の乗り継ぎ口のセキュリティチェックまでは行く必要がありますが、そこさえ抜けれはすでに出発ロビーで楽ちんです。
とはいえ時刻はまだ5時前。出発フロアの店舗はまだ一つも開店していません。AF1276便の搭乗ゲートを確認したあとは、椅子に座って Moblie WiFiで長時間の飛行中にたまったメールの未読処理をして時間を潰します。5時30分を過ぎるとカフェなど一部の店舗が開店しました。
モロッコは1912年から56年にかけてフランスの統治下にあったため、今でもフランスとの結びつきが強く、公用語であるアラビア語とベルベル語とともにフランス語が広く通用します。そんなわけで直行便の無い日本からモロッコに入るにはパリ経由がメジャーなルートですが、ツアーの多くはカサブランカから入国するため、マラケシュ行きの飛行機の待合で見かけた日本人は他に一組のみでした。
機材はエアバスA319で、機内エンタテインメントは無く娘はがっかり。座席肘掛けにUSBポートがついていますが、故障なのか機能停止なのか通電していませんでした。午前7時過ぎにシャルル・ド・ゴール空港を離陸した飛行機はボルドーの東を抜け、スペイン上空へ。マドリードの西側を通過して、マラガの上空で地中海に出ます。
右側の窓から眼下に見えるのはジブラルタル。特徴的な The Rockもしっかりと見えています。ジブラルタル海峡=地中海と大西洋がつながる海峡をしっかりと確認しながらモロッコの上空へ。乾燥地帯に入り雲ひとつ無いので地上がよく見えます。
大西洋岸に沿って飛行し首都のラバトを過ぎるとやがて商港都市カサブランカが見えてきました。カサブランカ国際空港の滑走路もはっきりと視認できました。
大西洋岸近くにはまだ緑が見られていましたが、内陸に入るにつれて、まったく緑が無い乾燥地帯に入ります。川らしき峡谷にも全く水は流れていません。厳しい自然環境であることが実感されます。
マラケシュが近づき高度を下げていくと再び緑が増えてきます。灌漑設備のたまものでしょうね。区画された農地が増えてきたところで、定刻の午前9時20分(バリとは-1時間の時差があります。)にマラケシュ西郊のメナラ空港に着陸しました。
さしあたりここまでは順調でしたが…。
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