モロッコとパリの旅06 Le Jardin Secret
2019年8月17日(土)
今日はマラケシュ旧市街の北の方を少し歩いてみようと思います。本日も気温は40℃超えの予想ですので、水分補給しながら休み休みですね。
いつものようにRiad Zitoun Lakdimを北に向かって歩きジャマエルフナ広場の方角に向かいます。この通りは何度も通るのでだいぶ覚えてきました。グロサリー、スパイスやハーブを売るお店、ランプなどの金属細工を売る店に混じって木工細工のお店もあります。マラケシュの代表的な工芸品の一つです。店先で作業している様子をしばし見学させていただきます。
この通りのお店の人たちはフレンドリーでよく声をかけてきます。しかし押し売りをするようなことは無く、要らないよといえば引き下がってくれるので、面倒ではありません。
ジャマエルフナ広場を抜けてベン・ユーセフ・マドラサの方向を目指します。一本道かと思いきやそうでも無く、屈曲していて方角がつかみにくい上、ところどころ横道に曲がる必要があったりして、非常に難しいです。
マラケシュ博物館に到着。19世紀後半に宮殿として建てられた建物ということですが、周りの建物に埋もれていて目立ちません。装飾品やタイル細工などの展示の他、ハマム(蒸し風呂)として使われていた部屋なども公開されていました。屋根のかけられた広々とした中庭も印象的です。
博物館の向かい側には元神学校のベン・ユーセフ・マドラサがあるのですが改修工事のため閉館中でした。マドラサの北側から西へ回り込みジャマエルフナ広場に戻りますが、その途中にあるのが Le Jardin Secret。「秘密の庭」というネーミングに惹かれます。ウェブサイトの情報によると400年以上前のサアード朝時代に起源を持ち、19世紀半ばにアトラス山脈の有力な族長の命により再建。近年大規模な修復が行われたもので、園内にはその工事の様子も展示されています。古いものばかりのメディナの中でここだけ妙に近代的でおしゃれな雰囲気があります。
山からの水を巧みに利用する水利システムにより、乾燥したモロッコの内陸に豊かな緑の庭園を実現したようです。通路などに敷き詰められたタイル細工も美しいです。ゴミゴミした町の中のまさにオアシスといった趣です。
おしゃれな庭園から通りに戻れば、古びた旧市街の路地に。まるでタイムスリップしたかのようです。
暑さでいよいよ娘の機嫌が悪くなってきました。お店を見ていきたい妻は別行動として、私と娘はリヤドシャラに戻ることにしました。わかったよ。プールで泳ぎたいんでしょ。そのためにプール付きの宿泊施設を探したんだから。
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