モロッコとパリの旅14 大西洋岸に沿ってドライブ
2019年8月20日(火)
本日の目的地は、大西洋沿いに180kmほど南西に行ったところにある町、エッサウィラです。マラケシュからの日帰りツアーで人気があります。旧市街は2001年に世界遺産に登録されています。
内陸側を通るA1やN1といった一級幹線道路を通る方が少し早いようですが、せっかくなのでできるだけ海沿いの道路R301に沿って進むことにします。地図でみると海のすぐ近くを通るように見えますが、実際の道路は起伏のある段丘上を進むので、海岸線は遠く眼下に望む感じです。運転手の私は写真を撮っていられないので家族にカメラを託していますが、なかなかシャッターチャンスを捉えるのは難しいようです。
速度が早い地元車を先に通しながら、法定速度で進んでいきます。医療機関へのアクセスは悪そうな場所ですし、日陰も無いので交通事故にはあいたくありません。写真のようにメーターのところにちょうど8インチタブレットをうまく挟み込んで、Google Mapsでナビをさせています。
走ること1時間20分。ほぼ中間地点にサフィの町があります。人口約28万人の港湾工業都市で、リン鉱石が産出されるそうです。見晴らしの良い崖の上から、サフィの町を見下ろしつつ、ワインディングで高度を下げていきます。市街地の東側を迂回するR301と一旦別れて、港近くを通る最短経路を進みます。市街地を通るのかなと思いきや、旧市街の外側にある港湾地区はやや殺風景。人通りがあまりないので運転するには気が楽ですが。
海沿いを走るのは途中のSouira Kedima までで、そこからは少し内陸を通ります。急峻な崖のため海岸沿いには集落も少なく道路もつながっていないようです。ワリディアを出てから3時間。ノンストップで走ってきました。マラケシュとつながるR207に合流したら、エッサウイラは目前。海岸に向けてゆるやかな高速ワインディングを下っていくと眼下に意外なほど大きな町が見えてきました。
市街地に入ると車も人も多く、一方通行もあって運転はなかなか大変です。本日宿泊するHôtel El Kasbah Souiriaは、旧市街(メディナ)城壁のすぐ外側に位置しており、便利な場所です。駐車場の確保を心配していましたが、ホテルの前になんとか駐車スペースを見つけることができました。
外観だけみるとオシャレな感じですが、中は古びたリーズナブルなホテルです。とはいえ、今回の旅行で唯一バスタブ付きでしたから、案外悪くはないですよ。
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