モロッコとバリの旅21 パリにやってまいりました
2019年8月22日(木)
シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内へは、RER(Réseau express régional d'Île-de-France)B線の利用が便利です。RERとは地域圏急行鉄道網というような意味で、パリ中心部の地下路線を介して、郊外鉄道同士を直通運行している感じ。AからEまでの5系統ありますが、分岐も多いので路線図は結構複雑です。運行会社はA線の大部分とB線の南半分がパリ交通公団(RATP)で、他はフランス国鉄(SNCF)パリ近郊輸送部門(Transillien)だというから難しい。さらにここに地下鉄やSNCFの遠距離路線やTGV路線が加わってきますから、東京並みにややこしい。
そんなややこしいパリ市内の移動に大変役に立ったのが、NEXT STOP PARISというスマホアプリです。乗換案内に観光ガイドがくっついたような感じで、どこにいくのにも大変重宝しました。
4泊5日の滞在で、特にいつ何をするとも決めていないので、ちょうど Paris Visiteの5日券がお誂え向きです。パリの交通機関は中心部から郊外に向けて同心円状にゾーン1から5に分けられていて、それぞれのゾーンまで有効なチケットを持っていれば、鉄道の運行会社を気にせず利用可能ですし、路線バスにも乗ることができます。
ゾーン1-5が5日間乗り放題となるチケットはひとり65.8ユーロと結構いいお値段ですが、これを持っていれば郊外のベルサイユ宮殿にも行けますし、最終日の空港への移動にも利用できます。Paris Visiteは空港駅の自動券売機でクレジット決済で購入できました。
鉄ちゃんとしては初めての電車に乗るだけでご機嫌です。アプリの指示に従ってRER B線から、 Châtelet - Les Halles駅でメトロ7号線に乗り換え。結構通路長いです。2駅東の Sully Morlandで下車。なんと出口へは階段しかありません。スーツケース持ちには辛い。出口はセーヌ川のすぐ前でした。後で行ってみましょう。
Saint Paul (サンポール)通りに入り、徒歩2分ほどで本日から4泊滞在する貸しアパートの管理事務所を発見。こうこうと照明はついているが中に誰もおらず扉にも鍵が掛かっています。ガチャガチャ。あれれ?
呼び鈴があるのに気がつき押してしばらく待つと係の男性が来ました。普通に癖の無い英語で話してくれるので、コミュニケーションには困らないのがありがたい。お借りする物件は事務所のすぐ隣でした。暗証番号式の外扉を開けて入ると、薄暗い通路。人感センサーで照明がつきます。その奥にアパートがあり、その2階の一室が根城となります。ある意味モロッコの中庭付きの建物に構造が似ています。外側を建物で囲まれているからか外の喧騒とは無縁の静かさ。その分日当たりは期待できませんが、まあ仮の住まいとしては上等でしょう。
室内はロフト付きワンルームです。キッチンと食器、調理家電が一通り備えられています。風呂はシャワーのみ。徒歩5分圏内にスーパーも2つあり、なかなか便利なところです。
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