モロッコとパリの旅30 ボルドーのLRT
2019年8月24日(土)
ボルドー・サンジャン駅のホームは高いガラス張りの構造で、大変明るい印象です。重厚で暗かったパリ・リヨン駅やマルセイユ駅の構内とは全く雰囲気が異なります。
乗り継ぎのパリ・モンパルナス駅行きのTGVの時刻まで1時間半あります。遅れを見越して少し乗り継ぎ時間を長くとっていましたので、少し市街地を見に行くことにしました。朝からずっと電車で座りっぱなしでしたから。
駅前に出てみると、連接車体のLRTが停車していました。メタリックなシルバーと紺の塗色がクールです。LRTはAからDまでの4系統が運転されていて、サンジャン駅前を通るのはC系統のようです。
ボルドーのLRTは第3軌条集電方式を採用しているとのことですが、サンジャンの駅前に関しては、頭上に架線が通っていてパンタグラフも上がっていますから、通常の集電を行っているようです。
Google Mapsを開いて歩きルートを考えます。パリ行きTGVの出発時刻までに4-5kmは歩けるはずです。まずは坂を下ってガロンヌ川の方向へ。サンジャン橋を渡って北岸側へ。東側をSNCFのエッフェル鉄道橋が並走しており、ローカル列車が通過していきます。
ガロンヌ川に沿って一つ西側のピエール橋まで行き、再びガロンヌ川を渡って南岸に戻ります。ピエール橋の上にはLRTの線路が敷かれています。おや、この区間には架線がありません。第3軌条集電を行っているようです。道路の真ん中で高圧電流が流れているとは物騒ですが、電車の位置を検知して、その真下だけに通電する仕組みをとっているそうです。道路横断時にうっかり第3軌条を踏んでしまったとしても、そのときは通電していないので感電することは無いのですね。
橋の上から見ると川の流れは意外なほど早く、茶色く濁った水が渦を巻いています。Google Mapsの航空写真でも川は濁っていますから、いつもこんな色なのでしょうかね。
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