モロッコとパリの旅29 マルセイユからボルドーへ
2019年8月24日(土)
10時18分にマルセイユを出発。市街地の山の手を進んでいきます。左側の車窓には遠く地中海が見えました。列車の右手には山が見えますが、その岩肌は白っぽくて、山口県の秋吉台のようなカルスト地形のように見えます。
長いトンネルを抜けると、少し内陸部に入りしばらく海とはお別れです。快調に1時間ほど走り、11時20分にニーム駅に停車。マルセイユからの距離は126kmありますから、在来線とはいえ結構な表定速度です。しかし一度駅に停車すると5分ぐらいは停まっています。客車列車ゆえ、走行中も停車中も静かであります。
更に20分ほどでモンペリエに到着。高架の線路脇の隙間からLRTの車両を垣間見ることができました。軌道内は緑化されており、車両は可愛らしい花柄。人口28万人ほどの中都市です。パリリヨン駅からのTGVも乗り入れてきます。
12時12分。マルセイユから2時間ほどで、地中海沿岸の町セートに到着。セートを出るとすぐ、鉄橋を渡ります。地中海とトー湖を結ぶ運河のようで、たくさんの船が航行しています。
しばらくの間右側車窓にトー湖が広がります。線路は海と湖を隔てる砂州の上を走っているので、反対側は地中海のはずでしたが、右ばっかり見ていて気づきませんでした。
この先は内陸に入っていき、再び海を見ることはありません。ナルボンヌ、カルカソンヌとフランスらしい響きの都市が続きます。だんだん車内は混雑してきました。乗り降りに時間がかかるためなのかなんなのか、だんだんと遅延も起きてきます。車窓も単調で、眠気を誘います。
14時24分にトゥールーズに到着。10分も停車します。マルセイユからすでに4時間以上乗って、2/3ほどの行程が終わりました。
ボルドーが近づくにつれ、車窓にはぶどう畑が見られるようになりました。さすがワインの産地です。
30分以上遅れて17時ちょうどにボルドー・サンジャン駅に到着。マルセイユから6時間40分。なかなか乗り出のある昼行特急列車でした。(スーパーおきの新山口-鳥取間でも5時間15分程度ですからね。)
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