下地島と伊良部島
2023年4月21日
翌日も宮古島の西海岸をなぞりながら北上を続けます。今日も相変わらずすっきりしない空模様です。
宮古島の北西の伊良部島には、全長3540m!!の伊良部大橋を渡って手軽に行くことができます。伊良部島の東に隣接する下地島とは非常に細い(40-100m)の水路で隔たれていますが、ぱっと見は一つ島のように見えます。2つの島をつなぐ橋は6つもかけられていますが、一番南側のぬーし橋を渡って下地島へと車を進めます。下地島空港滑走路の南端(35END)をかすめて、西海岸へ。通り池を訪問します。
サンゴ礁が隆起してできた島は石灰岩でできています。雨で侵食されて鍾乳洞ができますが、その天井が抜けたところが、円形の大きな池になっています。メキシコのユカタン半島のセノーテと同様の成り立ちです。通り池は一の池と二の池に分かれていますが、地下で繋がっており、更には海にも通じています。(だから通り池。)
通り池の周辺の地形を見ても、断崖にたくさんの横穴が開いているのが見えます。
車道の終点付近に駐車して、島の北端側へと歩いていきます。あいにくの曇天ですが、雨はやんでよかった。下地島空港滑走路の北端17ENDでは、すぐ頭上を離着陸機が通っていくはずですが、あいにくしばらく飛行機はやってきません。17ENDをすぎると観光客もほとんどいなくなります。このまま歩いていけば佐和田の浜まで抜けることができますが、同じ道を歩いて戻らないといけないので、ほどほどの地点で引き返すことにします。
空港の周りを迂回する感じでやってきたのは佐和田の浜。水路よりも東なのでこちらは伊良部島です。遠方に下地島空港の滑走路と誘導設備が見えます。海岸には巨岩が多数。東平安名崎と同様、津波で運ばれてきた津波石です。
続いて伊良部島の北端の白鳥崎公園にやってきました。こちらも石灰岩が侵食された地形で、入江ができています。ここまで昼食を食べそこねたまま走り続けて来ましたが、伊良部島東海岸の佐良浜のJAスーパーでおにぎりを買ってようやく少し胃袋を満たします。
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