神威岬
2023年5月5日
積丹半島の西岸を北上。こじんまりとした神恵内村を通過。なおも北上を続けます。かつては断崖の下・海岸沿いの区間が多かった国道229号線ですが、トンネル掘削による改良が進んでいます。とはいえ、えりもの黄金道路や昨日通った雷電海岸のように、ほとんどトンネルという感じでは無く、まだまだ素晴らしい絶景を楽しむことができます。
積丹半島の北西に突き出す神威岬の駐車場に到着。大型連休の最中とあって、なかなか賑わっています。せっかくなので岬の先端の灯台まで歩いてみましょう。とは言え写真でみるように結構遠く、アップダウンが激しい。何よりものすごい強風が吹きつけてきます。
がんばって15分ほどで岬の先端に到達。屹立するのは立神岩じゃなくて神威岩。高さ41mだそうです。与那国島の立神岩が25mとのことですから、かなり立派な岩礁です。
駐車場を見下ろす高台にある円筒形のコンクリートの遺構には電磁台(電波探知塔)との説明看板が。太平洋戦争の当時ロシア軍の北海道上陸する情報をキャッチするために作られた施設だそうです。そう考えるとウクライナ侵攻もあながち他人事とは考えられない気がしてきます。
岬の先端付近では強風で海も荒れていましたが、北側の海は半島で風が遮られているようで、全く異なる凪の様相。海中の岩もよく透けて見える透明度です。日本中あちこち「ご当地ブルー」だらけですが、ここも「積丹ブルー」としてPRされているみたいです。
このあと積丹半島を周り、小樽では祝津を経由。銭函から国道231号線などをたどり、石狩市浜益までで無事北海道の外周走破を達成しました。
そこから月形、岩見沢、万字、夕張と廃線跡ゆかりの場所を経由。むかわ穂別ICから道東道へ。本日の走行距離583km。運転時間10時間30分ほど。3日間の合計で実に1668km走行しました。
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