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2024年6月の6件の記事

2024年6月29日 (土)

またも雪に埋没

2024年2月27日、3月1日

20240227_205046  熊本と与那国島への出張の次の週です。気候の変化が目まぐるしい…。

 飛行機が大幅に遅延して、やっと帯広空港の駐車場に戻ってきたらこの有り様。雪が降ったのは前日ですが、強風が吹き荒れたようでフロントウインドウから屋根にかけて吹き溜まっています。車の停まっているところには除雪が入らないですし。

 車内には除雪道具が積んでありますが、車のドアにたどり着くまでは手掘りしか方法がありません。このぐらい積もっているとスノーブーツを履いていても靴の中に雪が入ってしまいます。

 運転席横までたどり着いて、屋根と扉にへばりついた雪を落として、運転席のドアをなんとか開いて車内に潜り込みます。すぐにエンジンをかけたいところですが、排気管が雪で埋まっているのでそこを掘り出す前にかけてしまうと車内に一酸化炭素が充満するリスクがありますから、我慢。

 除雪道具は荷室内ですが雪が乗っていてハッチを開くことができないので車内から手を伸ばしてなんとかスコップなどを取り出します。ようやく効率的に車の周囲の除雪を始めることができます。

20240227_210730  排気管周囲の除雪ができたらエンジンをかけます。でも気温が低いと暖房全開にしても窓がなかなか溶けないです。30分ほど苦闘してようやくこんな感じで車の全体が見えてきました。フロントウインドウに溜まった雪を落としたらようやく車を動かすことができます。

 雪道を普段よりゆっくり走って十勝川沿いに出たらものすごい強風。国道38号線ですらところどころに吹き溜まりができています。コンビニに寄って住宅に戻る途中にも多数の吹き溜まりができており、慎重かつ大胆な運転を求められます。(減速して吹き溜まりの無い対向車線に迂回させるのか、勢いをつけて吹き溜まりを突破するのかを瞬時に判断する必要がある。)
 22時を過ぎて宿舎にようやくたどりついたら、駐車場から玄関へのアプローチまで30cmほど積もっていて、さらに玄関前には吹き溜まりができています…。うう。家の中に入れたのは23時近く、うぅ。さすがに疲れ果てたので残りの除雪は翌朝まわしです。

 でも、北海道でも日本海側の皆さんはこんなことは日常茶飯事なんですよね。頭が下がります。

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 同じ週の金曜日(3月1日)は夕方から本降りの雪。土曜日に東京で仕事があるので、夜の飛行機で羽田に移動予定。

 日没後の降雪なので帯広空港までの道道は除雪が入らず新雪路面です。新雪の下にアイスバーンが隠れているので、やっかいな路面状況です。空港まで通常の1.5倍の時間を要しました。

 羽田から飛んできた飛行機はなんとか着陸してくれて一安心。ところが搭乗した折り返し便は滑走路端まで移動して離陸直前まで行ったところで、翼の上の積雪状況が確認できないため、離陸を中止して一旦ゲートに引き返し…。出直しに備えて、燃料を補充するとのこと。乗客を乗せたままで給油するのは異例なんですね。乗降扉開放&シートベルトを外してそのまま座席で待機するようにとの指示。万が一火災が発生した時にすぐ脱出できるようにということなんでしょうね。なお、機内のトイレは使用可能でしたが機外には出ることはできません。

 機体と翼に再度融雪剤を散布して1時間半遅れで離陸のやり直しです。(最終便のJALはあっさり欠航になってましたから、まあ飛んでくれただけ良かったです。)

 そんなこんなで雪に祟られた1週間でした。

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2024年6月24日 (月)

与那国空港にDash-8が2機

2024年2月20日

20240220_083714  熊本を経由して、2ヶ月半ぶりに与那国島にやってきました。2泊滞在して、本日十勝までの大移動です。

 与那国空港の駐機場に琉球エアーコミューターのDash-8 Q400CCが停まっていますが、よく見ると黄色の輪止めがかけらています。実はこの機体、前日 石垣からの最終便で到着したものの、機体不具合でそのまま留め置きになっていたもの。昨日の石垣ゆき(そしてその先那覇まで)の最終便は欠航となってしまいました。島に来る人は予定通り来て、島を出る人が出られなくなってしまったため、もともと宿泊施設の逼迫が著しい与那国島では多くの宿泊難民が出てしまったようです。私の停まっていた民宿の方も、航空会社から空室の問い合わせが来たと話しておりました。

20240220_083959  琉球エアコミューターの通常運用では所有5機のうち4機運用であり、予備機が1機あるので、それを使って那覇からの初便が到着。これが折り返して石垣行きになりますので、私の乗る便は予定通りです。

 さて、保安検査に行きましょうか。与那国空港は預け荷物の検査と保安検査は同じスタッフで対応しているので、保安検査場のオープンは出発の30分前ぐらいから。混んでいると列に並んでいても20分前までに保安検査場を通過できないこともあるので、預け荷物が無い場合でもカウンターでチェックインしておくほうが良いようです。(保安検査の直前でアナウンスで呼び出されて、カウンターでチェックインをしてから、また保安検査の列の後ろに並び直しという目にあったこともあります。)

20240220_085410  搭乗待合室から撮影。基本的に1機ずつしか飛んでこない空港ですから、このように Dash-8が2機停まっているのはは大変珍しい光景です。

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2024年6月19日 (水)

豊肥本線で空港へ

2024年2月18日

20240218_081117  出張の続きです。今日は熊本空港から沖縄へ向かいます。

 とはいえ、熊本城マラソンによる交通規制の影響で、市電も部分運休、空港行きのバスも迂回運転になったりするようです。そんなこともあり、豊肥本線で肥後大津まで行って、そこから無料のバスで空港に向かうことにします。ホテルから新水前寺駅までは歩ける距離ですがちょうど市電がやってきたので2停留所分乗車。(昨日の24時間券がまだ有効です。)

 ちょっと早く駅についたので、予定の一本前の光の森駅行きに乗車してしまいます。豊肥本線の熊本近郊区間には多くの駅が新設されましたが、新水前寺駅ができたのが1988年。高架上にあり1面1線ですが、市電の停留所と直結していて、熊本県内第2位の利用客数があるそうな。

20240218_083430  やってきたのは821系電車。前頭部がギラギラしているのが特徴です。座席は木製のロングシートにクッションがつけられているYC-1と似た構造になっていて、たぶん長時間乗っているとおしりが痛くなるのでは。窓の下縁の位置が高くなっていて、細長い窓形状も特徴的です。なんかアムトラックっぽいな。

 この列車の終点、光の森駅につきました。途中下車はできないのでホームで時間を潰すしかありません。到着した列車は折り返し八代行きになります。2006年に開業したまだ新しい駅ですが、マンションに囲まれ、ショッピングセンターも隣接していて大発展しています。利用客数は熊本県内第5位とのこと。平日7時台8時台は熊本方面に毎時5本と、単線の限界に近い高頻度運転が行われています。

20240218_084108  14分後に肥後大津行きが到着。こちらは815系。やはりロングシートですが、車内はアルミむき出しでクールな内装。座席クッションは821系より厚め。窓も普通のサイズです。

 肥後大津駅で下車。跨線橋は無く、熊本側の踏切を渡らないと駅舎に行けません。新設された各駅と、国鉄時代からある古い駅の雰囲気が全く違うのが面白いところ。駅前で待機している熊本空港行きのワンボックス車に乗車。料金は無料です。10分ほどで空港に到着しました。

 今回熊本空港を初めて利用しました。土産物屋や飲食店が充実しているのですが、ほとんどが制限区域内にあります。出発階からはガラス越しに中が良く見えるのですが、飛行機に乗らない人は利用できないのです。一方、国際線側からも保安検査を抜けて出国審査を通る前に、国内線側の店舗が利用できるようになっているそうです。面白いですね。(免税店は出国審査の向こう側にあるので国内線の乗客は入れません。)

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2024年6月14日 (金)

熊本市電と熊本電気鉄道

2024年2月17日

20240217_110923  出張で熊本にやってきました。これまではいつも通過するばかりで熊本の街をちゃんと訪れるのは初めてかも知れません。

 結構前もって予約したのですが、何だかホテルが高くて空き部屋も少なくて何なんだろうと思ったら、翌18日が熊本城マラソンで、全国からランナーが集まっているためでした。市の中心部での宿泊は諦めて、新水前寺駅の近くに宿泊を取ってあります。空港からのバスがちょうど前を通るので利便性は悪くありません。

 一旦ホテルに立ち寄ってスーツケースを預けて身軽になります。時間調整も兼ねて熊本市電に乗車することにします。ジョルダンの乗換案内アプリの中で購入できるモバイル24時間券(600円)がちょうど便利です。(会のあとのホテルへの移動、翌朝の移動までカバーできます。)スマホのアプリ画面を見せる形ですが、うっかり運賃支払器に近づけてしまうと、おさいふケータイやNFCが反応してエラーが出てしまうので要注意です。(素晴らしいことに交通系ICカード、クレカのタッチ決済、QRコード決済など多くの種類のキャッシュレス決済に対応しているがゆえ。)

20240217_111129  熊本の中心市街地は熊本駅から北東に離れたところになります。市電は中心市街地を貫通して、熊本城のそばを通ります。辛島町から上熊本方面と、田崎橋方面の2系統に分かれます。乗車していたのが上熊本行きだったのでそのまま終点まで。上屋のある立派な駅舎です。

 市電の上熊本駅と、JR鹿児島本線の上熊本駅、熊本電気鉄道の上熊本駅はそれぞれ別駅舎になっています。ロータリーを挟んで南に市電、西にJR、北に熊本電鉄。

 熊本電気鉄道の上熊本駅に行ってみたらちょうど列車が到着。くまもんラッピングが施された01系電車。オレンジの帯と車体形状に見覚えが…。そうもと東京メトロ銀座線の01系を改造転用したものです。残念ながら今回は乗車する時間がありません。

20240217_114451  JRで一駅。熊本駅へ。市街地中心から離れていますが、駅構内と周辺にも商業施設が集積していてこちらもなかなかの賑わいでした。熊本駅から市電の南の終点田崎橋までは歩いても10分ほど。重厚感がある上熊本とは対照的に、開放的で近代的な感じのプラットフォームです。

 2月だというのに汗ばむぐらいの陽気で、北海道とはえらい違いです。

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2024年6月 9日 (日)

十勝空撮

2024年2月12日

20240211_135946  第2週は釧路空港を利用することが多いです。といいますのは、帯広行きの羽田発初便は6:55発で羽田前泊かタクシーを使わないと厳しいのに対して、釧路行きは7:40発なので自宅最寄り駅を4:55発の初電でも比較的余裕をもって羽田に到着できるからです。

 釧路空港を昼過ぎに出る羽田行きの飛行機。この日は海岸線に沿った飛行ルート。快晴でよく地上が見えます。

 十勝川の河口が見えてきました。この時期川面は凍結しており、川が同定しにくいですね。河口から20km遡上したあたり、豊頃町の中心部も確認できます。

20240211_140243  ここから西側の海岸近くには湿地帯が連続しており、長節湖、湧洞沼、生花苗沼、ホロカヤントー(沼)と、多くの汽水湖を見ることができます。2枚目の写真の中心ちょっと右側が生花苗沼、その左側の海岸近くに晩成温泉の建物が見えます。内陸側に目を向けると帯広市街地が見えています。

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2024年6月 4日 (火)

新得山スキー場

2024年2月10日

20240210_104923  北海道には全国的に有名なリゾートスキー場のみならず、各地に知られざるローカルスキー場が多数あります。新得山スキー場もその一つです。新得駅から札幌方面に向かう列車に乗っていると、最初の短いトンネルを出たところで左側に見えるのがそれです。以前から気になっていたので、行ってみることにしました。

 リフト1本のみのシンプルな構成ですが、中間駅が設置されていて、初級者(主に地元の幼児や小学校低学年)は中間駅で降りて初級者ゲレンデへ、中級者以上は終点の山頂までという形で棲み分けができています。ゆっくりとした速度のペアリフトですし、子供が多いのでよく止まりますが、そんなところものんびりムードに貢献しています。

 山頂からは3つのコースがあり、左へ行くとスカイラインコース。途中まで車道を使った狭い緩斜面で山の裏側へ巻いていきます。退屈かと思いきや、途中から車道を離れて一気にボトムへと下って行きます。右へ行きますと途中で二手に分かれていまして、右側(写真では左側のゲレンデ)がオノデラバーンという急斜面。積雪量が少ないせいかかなり不整に見えほとんど滑っている人がおりません。たまに滑っている人がいても、止まりながらの滑走で結構大変そう。左側(写真では右側)がメインのジャイアントコースです。

20240210_095719  下から見ると大したことが無いように見えますが、山頂から見下ろしますと30度に迫るなかなかの急斜面。暖冬で積雪量が少なくて黒っぽいところもありますが、よく整備されたバーンを、新得の街を見下ろしながら一気に滑り降りていくのはなかなか爽快です。山頂まで上がる人はそんなに多くないし初級者と走路が離れていますので、思い通りのコース取りができます。ローカルスキー場と侮ることなかれ。

 素晴らしいのは1日券がなんとたったの2000円。割高になりがちなゲレ食もリーズナブルな価格設定になっておりました。オススメです。

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