またも雪に埋没
2024年2月27日、3月1日
熊本と与那国島への出張の次の週です。気候の変化が目まぐるしい…。
飛行機が大幅に遅延して、やっと帯広空港の駐車場に戻ってきたらこの有り様。雪が降ったのは前日ですが、強風が吹き荒れたようでフロントウインドウから屋根にかけて吹き溜まっています。車の停まっているところには除雪が入らないですし。
車内には除雪道具が積んでありますが、車のドアにたどり着くまでは手掘りしか方法がありません。このぐらい積もっているとスノーブーツを履いていても靴の中に雪が入ってしまいます。
運転席横までたどり着いて、屋根と扉にへばりついた雪を落として、運転席のドアをなんとか開いて車内に潜り込みます。すぐにエンジンをかけたいところですが、排気管が雪で埋まっているのでそこを掘り出す前にかけてしまうと車内に一酸化炭素が充満するリスクがありますから、我慢。
除雪道具は荷室内ですが雪が乗っていてハッチを開くことができないので車内から手を伸ばしてなんとかスコップなどを取り出します。ようやく効率的に車の周囲の除雪を始めることができます。
排気管周囲の除雪ができたらエンジンをかけます。でも気温が低いと暖房全開にしても窓がなかなか溶けないです。30分ほど苦闘してようやくこんな感じで車の全体が見えてきました。フロントウインドウに溜まった雪を落としたらようやく車を動かすことができます。
雪道を普段よりゆっくり走って十勝川沿いに出たらものすごい強風。国道38号線ですらところどころに吹き溜まりができています。コンビニに寄って住宅に戻る途中にも多数の吹き溜まりができており、慎重かつ大胆な運転を求められます。(減速して吹き溜まりの無い対向車線に迂回させるのか、勢いをつけて吹き溜まりを突破するのかを瞬時に判断する必要がある。)
22時を過ぎて宿舎にようやくたどりついたら、駐車場から玄関へのアプローチまで30cmほど積もっていて、さらに玄関前には吹き溜まりができています…。うう。家の中に入れたのは23時近く、うぅ。さすがに疲れ果てたので残りの除雪は翌朝まわしです。
でも、北海道でも日本海側の皆さんはこんなことは日常茶飯事なんですよね。頭が下がります。
同じ週の金曜日(3月1日)は夕方から本降りの雪。土曜日に東京で仕事があるので、夜の飛行機で羽田に移動予定。
日没後の降雪なので帯広空港までの道道は除雪が入らず新雪路面です。新雪の下にアイスバーンが隠れているので、やっかいな路面状況です。空港まで通常の1.5倍の時間を要しました。
羽田から飛んできた飛行機はなんとか着陸してくれて一安心。ところが搭乗した折り返し便は滑走路端まで移動して離陸直前まで行ったところで、翼の上の積雪状況が確認できないため、離陸を中止して一旦ゲートに引き返し…。出直しに備えて、燃料を補充するとのこと。乗客を乗せたままで給油するのは異例なんですね。乗降扉開放&シートベルトを外してそのまま座席で待機するようにとの指示。万が一火災が発生した時にすぐ脱出できるようにということなんでしょうね。なお、機内のトイレは使用可能でしたが機外には出ることはできません。
機体と翼に再度融雪剤を散布して1時間半遅れで離陸のやり直しです。(最終便のJALはあっさり欠航になってましたから、まあ飛んでくれただけ良かったです。)
そんなこんなで雪に祟られた1週間でした。
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