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2024年10月の8件の記事

2024年10月30日 (水)

富山港線、浅野川線

2024年6月8日

20240608_135735  朝早く豊頃を出て釧路空港へ。釧路から新千歳まで飛んで、そこから1日1往復だけの富山空港行きに乗り継ぎます。(6月11日朝に釧路空港に戻ってくるので、こんな移動になっています。)

 富山湾上空で旋回して高度を下げ、富山空港に接近していくと、なんとそこは神通川の河原!日本で唯一河川敷に滑走路があるのですね。敷地が狭くて誘導路を設置する余裕が無いので、着陸後は滑走路端でUターンです。やや長いボーディングブリッジは、土手を跨いで設置されており、ターミナルビルは土手の外側に立てられています。なかなかおもしろい立地の空港です。

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 バスで富山駅へ。2006年のLRT化からはや18年経過した富山港線で岩瀬浜に向かいます。国鉄時代に乗車していますが、LRT化後は初乗車です。2020年に富山ライトレールが富山地方鉄道に吸収合併されて、現在は富山地方鉄道の富山港線として、富山軌道線と直通運転をしています。富山駅停留所は北陸新幹線やあいの風とやま鉄道の高架下に直行する形となり、アクセス良好。新幹線開業で路面電車と駅が離れてしまった長崎とは真逆の展開です。乗客も多く、活気がありました。

 岩瀬浜まで往復して富山駅まで戻ってきたら、今度はあいの風とやま鉄道-IRいしかわ鉄道(旧JR北陸本線)の普通列車で金沢へ移動し、一旦ホテルにチェックイン。18時からの会合までの間に、未乗だった北陸鉄道浅野川線を往復できそうです。

20240608_170235  起点の北鉄金沢駅は地下駅です。改札は自動化はされておらず、到着した電車の乗客が改札を出終えるまで、乗ろうとする客は改札の前で並んで待たなければなりません。ちょっと珍しいシステムです。乗車した列車の車両は旧京王井の頭線3000系電車でした。

 市街地をのんびりと走り抜けて、終点の内灘駅まで所要17分。折り返し電車を一本送らせて、早足で内灘海岸まで往復しました。海岸近くだから平坦かと思いきや、砂丘になっているので結構なアップダウンがあります。

 車道の終点から波打ち際まで乗り入れた車が何台か見えます。推奨はされていないよう、スタックするリスクがありますからね。

20240608_171639  内灘駅には旧東京メトロ日比谷線03系電車が留置されていました。そこへ到着したのは旧東京メトロ銀座線の01系電車。ここは東京都内だったっけ?という感じです。

 銀座線の電車は地下鉄時代は第三軌条集電方式でしたが、ここでは架線からの集電のためパンタグラフが設置されており、そんな違いが面白いです。

 翌日は金沢から始発の北陸新幹線つるぎで敦賀へ。これで約3ヶ月ぶりにJR線全線完乗を再達成。乗り継いだ特急しらさぎはガラガラ。東京へ向かう乗客の減少が明らかです。米原で東海道新幹線への乗り継ぎ客が下車すると、車内はますます閑散となります。ひと車両に数名という感じ。大垣・岐阜と停車するたびに乗車には特急券が必要との車内放送が流れます。それでもうっかりなのか意図的なのか乗ってきてしまう人が居るようです。

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2024年10月26日 (土)

スーパーおき、境港

2024年5月26日

20240526_084048  本当は昨年にも予定していたのですが、大雨で山口線や、山陽新幹線まで運休になってしまい、1年延期になっていたプランです。

 新山口駅からキハ187系スーパーおき2号に乗車します。普通車のみ2両編成で、先頭が自由席、後方が指定席。終点の米子までは4時間18分もかかりますが、車内販売は無し。途中停車駅では交換待ちが無くて停車時間も1-2分なので、食料飲料の調達は新山口駅で済ませておくしかありません。駅弁は駅改札内のセブンイレブンでも購入可能です。

 制御付き自然振り子式気動車のキハ187系には今回初乗車です。2001年のデビューなのですでに20年以上が経っています。JR四国の2000系をベースにしていますが、切妻の前頭部にせよ、客室内の仕立てにせよ、コストカットが徹底しており大変に簡素であります。

20240526_132451  山口線内では速度もあまり上がらず、ちんたら運転でしたが、益田から山陰本線に入ると俄然スピードアップ。良好とは言えない線路の上を、がたぴしぶっ飛ばして行きます。かつて客車鈍行でたどった山陰の日本海岸の絶景が続くのですが、ゆっくり走った方がより感動的なのだなあと改めて感じ入りました。

 米子駅で、境線に乗り換えます。終点の境港はゲゲゲの鬼太郎の作者水木しげるの故郷ということで、境線は駅も車両もゲゲゲの鬼太郎(原作漫画ではなく、よりポピュラーなアニメ版がベース)とのコラボ一色であります。それぞれの駅に、妖怪の名前がつけられており、米子はねずみ男駅です。

20240526_133206  全長17.9kmというミニ路線の境線。JR化後に多数の駅が新設されまして、現在中間駅数は14を数えます。LRTに近づいた感じがしますが、走行しているのは加減速が不得意なキハ40なので全線の走行には45分を要する自転車レベルののんびりぶりです。

 やたら混雑しているなと思ったら、沿線にある航空自衛隊美保基地の基地祭りの開催日でした。頭上には自衛隊機が賑やかにデモンストレーション飛行をしております。途中の米子空港駅も大混雑で、行列ができておりました。

 終点境港に到着。折り返し列車で米子空港に向かうつもりでしたが予定変更!人が多すぎるので、歩いて空港に向かうことにします。港には海上保安庁の船が停泊しておりました。そうかここか隠岐の島への玄関口なんですね。

20240526_145730  境港駅から米子空港までは5.6kmほど。日本海と中海を隔てる砂州の上ですから、真っ平らです。快晴のぎんぎんな日差しの下、日陰もほとんど無い道を歩き、熱中症にもならず無事米子空港までたどり着きました。

 民間利用の空港と航空自衛隊美保基地の滑走路を共用している共用飛行場で、「米子鬼太郎空港」という愛称を持ちます。現在はANAの羽田便のみが就航しています。

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2024年10月22日 (火)

防府市桑山公園

2024年5月26日

20240526_063335  およそ1年ぶりに山口県防府市にやってきました。防府駅付近のホテルに泊まることが多いのですが、この日は少し南西に離れた防府グランドホテルに泊まってみました。チェーンのビジネスホテルと比べると、部屋も広くて、朝食もバイキング形式では無く、個別提供されますが、価格的にはほとんど変わらないので、なかなか快適であります。

 日課のウォーキングに出かけます。すぐ南に桑山(くわのやま)公園がありますので行ってみます。その名の通り桑山という小山一帯が公園となっています。貯水池のところまで車道を歩いて、そこから山頂へ遊歩道で上がっていきます。

20240526_063342  少し木々に遮られる感じもありますが、山頂からは防府の市街地や、瀬戸内海まで遠望できます。早朝からいい汗かきました。

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2024年10月18日 (金)

広尾町

2024年5月26日

20240518_133525  十勝の南端、広尾町にやってきました。旧国鉄広尾線の終点だった広尾駅の跡は以前にも訪れています。その広尾駅跡の駐車場に車を停めて、町内を歩いてみます。快晴でまだ5月の北海道の海岸地域だというのになかなかの暑さでした。

 広尾町の市街地中心は、高台を通る国道336号線の沿線にありますが、ご多分に漏れず廃業した商店も多く見られます。昭和40年には人口13000人を超えていたようですが、今では6000人程度に減っています。とはいえ帯広以南では最大の町。特急が全停車する新得町や池田町よりも多いのです。

 十勝神社の境内を抜け、住宅街の中を南東へ。途中、お米屋さんで手作りおにぎりを売っているのを発見。散策しながらいただきます。そこから崖を下って、広尾漁港を経て、十勝の海の玄関十勝港へやってきました。この日は停泊している船はわずかでした。

20240518_142548  津波避難用の階段をひーひー登って高台へ。スーパーフクハラでちょっと涼んでから車に戻ってきました。

 再び車に乗って、大丸山展望台へ。山頂までは右回りの一方通行で車道がつながっています。山頂の展望台からは、広尾の市街地と、さっきまでいた十勝港を見下ろすことができます。

20240518_142629  東方向を見ますと太平洋の海岸線と、十勝平原の最南部が見えますが、農地の間にポツンポツンと人家が点在するのは、いかにも十勝らしい風景です。さすがに見えませんが、もう少し東に行くと湿地や湖沼が連なっています。

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2024年10月14日 (月)

八千代牧場と美生湖

2024年5月11日

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 引き続き十勝平原の南西側の山裾を巡っています。

20240511_140542  やってきたのは八千代公共育成牧場です。十勝幌尻岳の麓に広がる丘陵地を活用して開設され農家からの預託を受けて年間10万頭以上の牛を育てています。(夏季は放牧、冬季は舎飼)

 牧場を見渡すことができる丘の上には帯広市畜産研修センターカウベルハウスがあります。なかなか良い眺めです。十勝幌尻岳も遠望できます。

20240511_143446  次に上美生の集落から美生川をぐんぐん遡って、美生ダムまで来てみました。ダムサイトへつながる車道は通行止めになっていまして、土手の上まで徒歩で登っての撮影。奥側半分が重力式コンクリート、手前側(湖に向かって斜面を作っている部分)が、フィルダムになっているそうです。こちらのダムは治水目的ではなく、灌漑用の水を確保するために建設されたものです。

 今日一日で、札内川より西側のエリアをだいぶ制覇しました。

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2024年10月10日 (木)

岩内仙峡

2024年5月11日

20240511_130648  札内川の支流の一つである岩内川が山間から十勝平原に出てくる手前にある峡谷が岩内仙峡です。仙峡という呼び方はあまり聞き慣れないなと思いましたが、有名な山梨の昇仙峡も仙峡でした。

 そんなに大きな川では無いので、渓谷がものすごく深いわけでも、激流が流れているわけでも無く、遊歩道からは渓谷は見えなかったりですが、吊り橋の上から谷を覗き込むことはできます。

20240511_130725  岩内仙峡周辺には「岩内トレイル」と名付けられたMTB用の2.8kmのコースが作られています。が、残念ながらこの日は自転車で走っているひとを見かけることはありませんでした。

 

20240511_130736  5月に入り、随分と新緑が目立つようになり、遊歩道沿いの池の辺にはきれいな花も咲いています。

20240511_132810  家族連れでのんびりするにはとても良いところかと思います。

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2024年10月 6日 (日)

一本山展望タワー

2024年5月11日

20240511_113836  西札内ダムへと向かう途中、一本山展望タワーという標識も出ていました。気になるので行ってみましょう。

 一本山への道は途中からダートになっています。道幅も狭く、轍と轍の間には草も茂っており、こういう道を走り慣れないひとにとってはなかなか不安になる道です。車道の終わりの部分が少し広くなっていて、ここに車を停めます。

20240511_114326  ここから山道を登って山頂を目指します。「熊出没注意」の看板が出ており、おおいにビビリます。「クマ鈴など音の出るものを携行し複数人で行動してください」と書かれていますが、あいにく鈴も持っていませんし、連れもいません。スマホでPodCastを流しながら歩くことにします。途中お一人とすれ違いました。熊に襲われた様子はありませんから^^; ちょっと安心です。

 352段の階段を登って行きますと山頂に立派な展望タワーがたっています。5階建て? これをまた登っていきます。ヒーヒー。

 ようやくタワーのてっぺんの展望デッキに到着です。360度のパノラマです。南西方向を見ますと、ヌプカクシュナイ川や札内川の上流域の牧場らしき草地や森林を眺めることができます。
20240511_114337  眼下には先程訪問した西札内ダムとそのダム湖を眺めることもできました。

20240511_114352  一方東側に広がるのは十勝平野です。足元を流れる札内川は北に流れて、帯広市と幕別町の堺を成して、十勝川へと合流します。

20240511_114623  さて、西側には日高山脈が連なっています。曇天ですっきりと山並が見える状況ではありませんが、この展望台の図では、どの峰も同じような形に書かれており、正直区別がつきません^^;

 幸い熊に遭遇することなく、車まで戻ってきました。

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2024年10月 2日 (水)

西札内ダム

2024年5月11日

20240511_112056  十勝もだいぶ隅々まで訪問して、未踏の場所は少なくなって来ました。この日は主に札内川の西側のエリアを車で回っています。特に予備知識を仕込んでおらず行き当たりばったり。

 標識に従って札内川の支流ヌプカクシュナイ川(読みにくい…)を遡っていきますと、西札内ダムがあります。高さ21mであまり落差は大きくありませんが、幅は184mあって、ずいぶんと横に長いダムです。農業用水用なのかなと思いましたが、下流の洪水被害を防ぐための治水用ダムとのことです。

20240511_112236  ダムの上は歩いて通ることができます。上流にはさほど大きくはないダム湖が広がっています。雪解け後に時期なのでそれなりに水位はあるようです。その向こうに見える草地は牧場でしょうか。

 ダムの下流を覗き込んでみますと、川の両岸に公園が整備されています。西札内桜公園と言います。ダム20240511_112247 の向こう側から公園へと下っていく階段は閉鎖されており、ここから直接公園にアクセスすることはできなさそうです。駐車場が見えますので、あとで下流側からアクセスしてみることにします。

 周囲に人の気配は無く、のんびりしています。

 一旦川を下り、一本山展望タワー(次回紹介)を訪問してから、西札内桜公園にやってきました。

20240511_115959  山桜の花がほんの少しだけ残っていました。

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