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2024年12月の8件の記事

2024年12月29日 (日)

雨宮21号・山彦の滝・鹿鳴の滝

2024年7月14日

20240724_070836_20241006212301  そろそろ昼食でもと思い道の駅丸瀬布に立ち寄りましたが、なんと飲食店がありません。あらら、あてが外れました。

 丸瀬布の集落で道道1070号上武利丸瀬布線へと右折。温根沼方面に抜けられるかと思ったらこちらも途中で通行止めのよう。とりあえず進んでいきますと左手に丸瀬布いこいの森のオートキャンプ場が。そういえばここはムリイ森林鉄道で活躍した蒸気機関車雨宮21号が動態保存されているところです。

20240714_122223  夏の連休でオートキャンプ場は賑わっており、軽食を販売する売店にも列ができていました。列車の運行もちょうどお昼休みの時間帯。駅に停車中の列車を撮影。小さな蒸気機関車に小さな客車、木材運搬用の貨車、車掌車が連結されています。

 車に戻って南進し、通行止めのゲートまで進行。戻る途中、山彦の滝入口の駐車場に車を停めて、2つの滝を巡ります。

20240714_130350  駐車場からすぐそこにあるのかと思いきや、山の斜面にとりついて結構登っていきます。やがて水の落ちる音が聞こえてきますと山彦の滝です。落差28m。はっきりした滝壺は形成されていません。奥の岩のくぼみまで入れば滝の裏側を覗けそうです。

20240714_131714  ここから斜面をトラバースしながら(熊に会わないかちょっとどきどきしつつ)10分ほど行くともう一つの鹿鳴の滝があります。こちらは岩肌を流れ落ちるような雰囲気の滝で、まあ言うなればちょっと地味な印象ではあります。

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2024年12月25日 (水)

愛別駅・白滝駅

2024年7月14日

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  旭川の市街地から東へと車を進めます。東川から山裾を回って当麻町へ。看板につられて当麻鍾乳洞へやってきました。

 こんな北の地に鍾乳洞?石灰石がある=サンゴ礁があったのでしょうか。もっと北、日本最北の中頓別鍾乳洞について、貝殻の集積でできた石灰岩という情報がありましたが、ここ当麻鍾乳洞の成り立ちについては情報が検索できずよくわかりませんでした。中空になっているマカロニ鍾乳石が見られることが特徴とのこと。比較的小規模なので15分ぐらいで洞内探検は終わってしまいます。

20240714_102212  更に東進。人口2400人あまりの愛別町の中心駅である石北本線愛別駅にやってきました。しっかりした駅舎がありますが、1984年には駅員無配置となり、2003年には簡易委託も廃止となり、完全な無人になって久しいようです。長いホームとしっかりとした跨線橋に往時の幹線の風格が残っています。1970年代には1日400人ほどの乗客が居たようですが、いまは30人強。1日8往復の普通列車のみが停車します。公共交通としてはぎりぎりのライン。

20240714_113433  更に東を目指します。旭川紋別自動車道を浮島インターで降り、国道333号線へ。北見峠越えの区間は楽しいくねくね道ですが、峠を楽しむバイクも多く、また鹿などの野生動物にも注意が必要です。

 久しぶりに人の気配がする白滝の集落へ。白滝駅に立ち寄ります。中心に時計塔を備えた赤い屋根の可愛らしい駅舎です。一部の特急も停車し、遠軽方面からの普通列車の一部が折り返す主要駅ではありますが、ここも無人駅です。1日の乗客数はわずか8人…。愛別の4分の1か…。

20240714_113518  遠軽方面は普通3本、快速1本、特急2本の計6本。上川方面は普通1本、快速1本、特急3本の計5本が停車。上川と白滝の間を走行する普通列車はわずか1往復という、JR最少区間として有名であります。途中駅がどんどん廃止になってしまいましたので、上り方向の隣駅の上川まで所要40分という状況になっております。

20240714_113905  それにしても下り方向20時32分の特急のあと、20時42分の普通列車がすぐあるというのがもったいない。遠軽までの区間で特急が通過するのは瀬戸瀬駅(1日の乗客1名程度)のみで、白滝で緩急接続が必要な状況では全く無いのです。

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2024年12月21日 (土)

旭川四条駅

2024年7月14日

20240714_060410  旭川駅の近くのビジネスホテルに一泊。連休ということもありましょうが、駅周辺はなかなかの賑わいでした。旭川駅に隣接して映画館も併設されたイオンモールが有ったり、駅前から北にまっすぐ買物公園と名付けられた歩行者天国の大通りが伸びていたり、昨今の地方都市で進む中心市街地の空洞化をうまく回避している様子。また高架の旭川駅の南側はすぐに忠別川に面していて全く住宅など無いのですが、このエリアを公園として整備して、人が集まり自然を楽しむことができるようになっているのも素敵です。

20240714_060919  朝のウォーキングでは、旭川駅の東隣り、宗谷本線の最初の駅である旭川四条(あさひかわよじょう)駅まで歩いてみました。「しじょう」では無く「よじょう」なんです。

 旭川駅の前後の区間は高架化されており、東側の宗谷本線の区間も高架の上にあります。そればかりかもう一つ先の北旭川までは複線電化です。電化されたのは旭川運転所まで電車を回送するためであり、通常の旅客列車はすべて気動車なのですが。

20240714_060440  住宅地の中。昭和の雰囲気を残す団地の目の前に旭川四条駅の看板が出ていました。プラットフォームにつながる階段の下には乱雑に停められた自転車。正面の団地の1階には飲食店が軒を連ねています。

 階段は高架橋の真下中央に作られており、途中の踊り場で左右に分かれて、それぞれ下りと上りのホームへとつながっています。もちろん無人駅。停車する列車は下り17本、上り15本で、JR北海道のローカル区間としてかなり多い本数です。旭川の西隣、函館本線の近文駅は9-10本しか停まりませんから、東側の方が各駅停車の本数が多いのですね。

20240714_060631  ホームに上がってみます。しばらくすると、午前6時6分発の稚内行き!普通列車がやってきました。キハ54とキハ40の2両編成。こんな早朝にもかかわらず、各ボックスに1人ずつぐらい、鉄な雰囲気がするお客さんが乗っておりました。終点の稚内までは6時間の長旅です。

 旭川四条駅をあとにして、忠別川を渡り、対岸の河原の遊歩道を歩いてホテルまで戻ってきました。

 さて、今日も行き当たりばったりのドライブに出かけましょう。

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2024年12月17日 (火)

鵡川沿いの通行止め区間を訪ねて

2024年7月13日

20240713_120650_20240930123201  海の日の3連休の初日です。観光地はどこも混雑するし、ホテル代も高騰しているので、特に何も予定を考えていませんでしたが、旅行サイトで旭川の駅近くのビジネスホテルが普通の値段で確保できましたので、とりあえずドライブに出かけることにします。

 芽室町内に寄り道してから、狩勝峠を越えて南富良野町幾寅へ。ここから幾寅峠越えの道道1030号石勝高原幾寅線を南に進みます。冬季通行止めの道ですが、だいたいそういうところは道道であっても未舗装の隘路なんです。でもさすがは道道なので林道とは違います。轍が深ぼれしてたり、道路の中央が草ぼうぼうになっているというようなことは無くて、普通の車でもあまりライン取りを気にしなくても走行することができますが、連休だからか案外対向車も多くて、そっちの方が要注意です。でも退避できる場所もそこそこ多く設けられているので助かります。

20240713_120722  下トマムで石勝線沿いの道道136号夕張新得線へ出たら、右折して占冠村の中心部へ。道の駅で昼食休憩です。ここからなおも道道136号線をたどり鵡川に沿って下流に進みます。赤岩青巌峡のところで右折しますと、道道610号占冠穂別線との二重戸籍区間ですが、すぐに未舗装路に。ニニウで少し周囲が開けて、道東道の下をくぐると牧場があってちょっとだけ人の気配があります。その先もなおも未舗装区間が続きます。右手前に道道136号線が分岐していきますが、そちらはすぐにゲートがあって通行止め。道道610号の方は石勝線の清風山信号所の標識を過ぎて、鵡川沿いに進んでいきますが、占冠村とむかわ町の境界の穂別ゲートが閉まっていてここで通行止めです。標識には「異常気象時には通行止めになることがあります」と書かれていますが、実態としては常時通行止めです。

 ということで、未舗装路を延々もどり、国道274号線へ迂回。峠を一つ越えて鵡川にかかる福山大橋を渡った先で、さっき行き止まりだった道道610号と交差。上流方向はすぐに行き止まりになっています。通行止めの区間は8km以上ありました。

20240713_125309_20240930123201  下流方向は道路標識では富内まで抜けられそうな表記になっていましたが、曲がってみるとすぐに未舗装路に不釣り合いな」立派な電光掲示板があり「富内には抜けられない」との表示が出ています。ゲートは開いているので行けるところまで行ってみましょう。5kmちょっと進んだところで通行止めです。西側の山は大きく崩れていて流出した土砂で押し流されたのか付近は木が生えていません。こういう場所には雨降りのときは来たくないですね。

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2024年12月13日 (金)

小麦畑色づく

2024年7月9日

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20240709_191237  7月6-7日と利尻島に寄り道して、7日に東京の自宅に戻り、8日に東京で仕事をして、京急蒲田駅前に一泊。9日の早朝の飛行機で十勝に戻ってきました。目まぐるしい移動です。

 夕食後にいつもの畑の中をウォーキング。19時過ぎですが夏至をすぎたばかりのこの時期はさすがにまだ明るいです。緑だった小麦畑が、いつの間にかすっかり金色に色づいていました。近づいてみると麦の穂が実り、頭が重たそうです。

 思えば昨年の秋(その頃にはまだ与那国島に居ましたが)に植えられた苗が、厳しい冬をこえて収穫時期を迎えようとしています。

2024年7月24日

20240724_070836  それから約2週間後の(もと)小麦畑です。すっかり刈り取られておりました。畑に残された麦わらも後日、ロールベーラーによって、きれいに回収・丸められて、麦稈ロールにされたあと、トラックに積まれて運ばれていきます。(こちらの美瑛町観光協会のサイトを見るとその経過がよくわかります。)

 ロールベーラーが稼働しているところを見たいものですが、日中に作業しているから、いつも気がつくと終わっているんですよね。

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2024年12月 9日 (月)

富士野園地、ポンモシリ島、沓形公園

2024年7月7日

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 利尻島の北端近くの富士野園地にやってきました。駐車場から展望台へと遊歩道がつながっています。周囲はエゾカンゾウの大群生地になっているとのことですが、黄色い花、あんまり咲いていなかったですね。

 東側には夕日ヶ丘と鴛泊の中心部が見えています。険しい崖下の海岸には、黒い大きな岩がごろごろしています。利尻富士の裾野は見えていますが、中腹から上は相変わらず雲の中に隠れたままです。

20240707_112129  100mほどの沖にはポンモシリ島があります。アイヌ語でポンは「小さな」、モシリは「島」の意味。そのまんまですね。島には白いつぶつぶのようなものがいっぱい見えますが…。

20240707_112405  望遠で寄ってみますと(スマホカメラですから大してアップになりませんが)つぶつぶに見えたのは無数の鳥だとわかります。ウミネコの大繁殖地なのだそうです。

 時刻は11時30分。もう一箇所ぐらい行けそうです。昨日雨で歩けなかった沓形港の周辺を歩いて見ようと思います。

20240707_120037  港からちょっと離れた公共駐車場に車を停めて、港を見下ろす沓形岬公園にやってきました。北に礼文島、東に利尻富士を眺めることができる絶景スポットということですが、どちらも見えませんねえ。

 利尻富士から流れ出した溶岩が固まった火山岩ですが、色が異なる部分があります。にわか勉強によると、グレーが安山岩で、黒いのが玄武岩、なのかな。岩に含まれる有色鉱物と、無色鉱物の含有比率によって色調が異なってくるんですね。

20240707_120052 伊豆諸島の神津島の海岸や、山頂近くの砂漠が白い色をしているのは、シリカ含有量が多いデイサイトや流紋岩の比率が高いからなんですね。

 歩いているうちに急に雨が降ってきました。油断して傘を車内に置いてきてしまった…。あわてて車に戻ります。これにて利尻島の観光は終了です。靴と靴下がずぶ濡れのままであまりに気持ちが悪いのでホームセンターに寄って、安いスニーカーと靴下を購入して履き替えましたら、すっきりしました。

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2024年12月 5日 (木)

ペシ岬

2024年7月7日

20240707_101357  ペシ岬を目指します。幸い雨はやんでいます。漁港の北にあるヘラさんの家という宿泊施設の前から遊歩道を上がっていきます。途中までは傾斜もそこまできつくは無く、テンポよく登っていけます。途中に広場があって、会津藩士の墓が建てられています。尾根に出たところで道は二手に分かれていまして、右は先端の灯台の方に向かう巻道。左は山頂へ尾根を直登です。ここは迷いなく巻道へ^^;

20240707_101620  灯台の手前がちょっと広くなっていまして、ベンチが置かれています。なんだか恋する灯台プロジェクトテ認定されているとのことで、ベンチにはハートマーク、後方にもハート型の看板があって、セルフ撮影用のスマホ置台まで設置されています。

 今日は天気が悪いせいか訪れる人はほとんどおらず静かです。

 さて、ここからは岬の先端方向の尾根に取り付いて、直登で山頂へと上がっていきます。ぐんぐん高さを稼いで、あっという間に灯台やさっきのベンチがはるか下に見えます。

20240707_101658  およそ3分でペシ岬山頂に到着しました。標高93m。展望台という標柱が立っていますが狭い岩場です。眺望を遮る樹木などが無い(吹きさらしとも言える)場所なので360度どちらの方角も良く見渡せます。今は雨も風も無くて良かったです。

 北側には鴛泊の集落と夕陽丘、ポンモシリ島が。

20240707_101634  南側には鴛泊港が見えます。残念ながら今日も利尻富士は雲の中に隠れていて全く見えません。

20240707_101900  さて登ってしまったからには下る必要があります。頑張りましょう。

 雨上がりで少し滑るごつごつした急な尾根道を一歩一歩ゆっくりと下っていきます。離島で怪我すると大変なことになりますから慎重に慎重に。

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2024年12月 1日 (日)

鴛泊港

2024年7月7日

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 利尻島の南端に近い南浜湿原から東海岸を北上して、鴛泊港にやってきました。フェリー乗り場周辺の駐車場にはびっしりと車が停まっていましたが、なんとか空きを見つけて駐車。

 フェリーターミナルは人口4000人の離島(沖縄でいけば、伊江島よりも少なく久米島の半分)とは思えない立派なものです。1階にはチケットカウンターと待合ロビー。2階へは何とエスカレーター!で上がります。(エレベータもあり。)待合ロビーに隣接してカフェと食堂があり、乗船口から船にはブリッジで!雨や雪の日も安心です。離島にこの設備を建築整備するのはかなり大変だったはずです。利尻富士町の議会だより(平成24年5月)には、事業費総額約9億5千万円との記載がありました。

20240707_100114  フェリー岸壁の北側は漁港になっていて、漁協の直売所とミニスーパーを兼ねたくみあいストアーも近くにあります。港の北側にそびえる三角の山がペシ岬。飛行機からもよく見えていました。

 望遠レンズに切り替えて撮影。中腹から山頂までは尾根の直登でなかなか険しそう。肩のところには灯台が見えています。

 ペシ岬は次回の記事で紹介します。

20240707_110937  11時過ぎに港に戻ってきましたらちょうどフェリーが入港してきました。昨日午後に沓形港で見かけたボレアース宗谷です。礼文島・利尻島と稚内との間を行ったり来たりでよく働きます。ボレアース、アマポーラ、サイプリアの三隻で、夏場は稚内-利尻を3往復、稚内-礼文を3往復、利尻-礼文を3往復(うち1往復が沓形入港)ですから、かなり忙しそうです。

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