愛別駅・白滝駅
2024年7月14日
旭川の市街地から東へと車を進めます。東川から山裾を回って当麻町へ。看板につられて当麻鍾乳洞へやってきました。
こんな北の地に鍾乳洞?石灰石がある=サンゴ礁があったのでしょうか。もっと北、日本最北の中頓別鍾乳洞について、貝殻の集積でできた石灰岩という情報がありましたが、ここ当麻鍾乳洞の成り立ちについては情報が検索できずよくわかりませんでした。中空になっているマカロニ鍾乳石が見られることが特徴とのこと。比較的小規模なので15分ぐらいで洞内探検は終わってしまいます。
更に東進。人口2400人あまりの愛別町の中心駅である石北本線愛別駅にやってきました。しっかりした駅舎がありますが、1984年には駅員無配置となり、2003年には簡易委託も廃止となり、完全な無人になって久しいようです。長いホームとしっかりとした跨線橋に往時の幹線の風格が残っています。1970年代には1日400人ほどの乗客が居たようですが、いまは30人強。1日8往復の普通列車のみが停車します。公共交通としてはぎりぎりのライン。
更に東を目指します。旭川紋別自動車道を浮島インターで降り、国道333号線へ。北見峠越えの区間は楽しいくねくね道ですが、峠を楽しむバイクも多く、また鹿などの野生動物にも注意が必要です。
久しぶりに人の気配がする白滝の集落へ。白滝駅に立ち寄ります。中心に時計塔を備えた赤い屋根の可愛らしい駅舎です。一部の特急も停車し、遠軽方面からの普通列車の一部が折り返す主要駅ではありますが、ここも無人駅です。1日の乗客数はわずか8人…。愛別の4分の1か…。
遠軽方面は普通3本、快速1本、特急2本の計6本。上川方面は普通1本、快速1本、特急3本の計5本が停車。上川と白滝の間を走行する普通列車はわずか1往復という、JR最少区間として有名であります。途中駅がどんどん廃止になってしまいましたので、上り方向の隣駅の上川まで所要40分という状況になっております。
それにしても下り方向20時32分の特急のあと、20時42分の普通列車がすぐあるというのがもったいない。遠軽までの区間で特急が通過するのは瀬戸瀬駅(1日の乗客1名程度)のみで、白滝で緩急接続が必要な状況では全く無いのです。
| 固定リンク
コメント