カテゴリー「湊病院問題」の267件の記事

2013年9月 7日 (土)

下田メディカルセンター10月から回復期リハ病棟開棟

 新聞記事のフォローが遅くなってしまいました。8月30日の伊豆新聞記事からです。

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・一部事務組合下田メディカルセンター定例議会で組合管理者の楠山下田市長が発表。
・10月から回復期リハビリテーション病棟49床を開き、全154床稼働。
・2012年度入院患者数 21071人(57.5人/日 前年度比+9566人)、外来患者数 49056人(167.4人/日 前年度比+25646人)
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 もともとの公募要件では急性期154床だったわけですが、最終的には回復期リハ病棟として残りを開く事になったとのことです。看護職員の大都市集中は非常に顕著で、地方での人材集めはなかなか大変です。

 ところで、下田市議会のホームページの議事録の更新が昨年12月で止まっています。一部事務組合のホームページも無くなってしまい、すっかり公的な情報がわからなくなってしまいまじた。思えば議会の議事録には本当に多くの情報があり、報道されていない色々な事柄や、報道がどのようにフィルターをかけているのを知るのに役だっていたので、大変残念なことです。

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2013年2月28日 (木)

湊病院問題 2月27日一部事務組合議会定例会の記事

2月28日伊豆新聞記事からです。

 一部事務組合下田メディカルセンター 組合議会2月定例会が27日に開かれたそうです。記事の見出しは「154床稼働は10月」となっています。

  • 東伊豆町藤井広明議員の質問に楠山下田市長が答弁。
  • 現在105床。人材の確保が困難。154床フルオープンの時期は今年10月を目途にSMAと協議中。看護師の確保ができていない現状。
  • 病院事業報告。2月1日、常勤医師10人(うち県派遣3人)、非常勤31人。看護師68人。昨年5月から今年1月までの入院患者述べ15961人(57.8/日)、外来38190人(172.8人/日)。救急患者が前年同期比77%増。
  • 2013年度病院事業会計予算などを可決。入院患者22995人、外来52250人。病院事業収益3億51万円。事業費用5億646万円。

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 予算での入院22995人は63人/日の計画であり、組合管理者答弁とはうらはらに今年10月からの154床稼働は見込まれていないように見えます。

 外来は診療日数が何日で計算されているかわかりませんが、概算で200人/日程度になるようです。病院事業の収支は2億595万円の赤字になっていますが、大きな欠損の理由は記事では不明です。(赤字補填は無いはずですので。)

 参考までに平成21年度の共立湊病院受診者の数字を出しておきます。過去の組合議会の議事録に記載されていたものです。(ホームページは消えましたが、PDFは残っていました。)すでに患者数が大きく減少していた年でしたが、入院述べ患者数36950人(101.2人/日)、外来述べ患者数79873人(272.6人/日)と記載されています。

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 同日の伊豆新聞に、伊豆東部総合病院の21床増床申請が賀茂地域医療協議会で協議され了承されたとの記事が掲載されていました。最終的な決定権は静岡県にあります。同院は現在139床ですが、予定では10月から160床になるとの事です。診療科は、消化器内科、循環器内科、腎臓内科(透析)、小児科、産婦人科が新設されると書かれています。不足している小児科、産婦人科の新設というニュースはこの地域にとって大変嬉しい事です。医師が常勤するのかや、分娩を扱うのかについては記事で触れられていません。

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2013年1月18日 (金)

湊病院問題 旧湊病院の赤字補填に対して住民監査請求

 1月17日付けの伊豆新聞、静岡新聞で報道がありました。
 沢登下田市議、藤井六一下田市議、坪井河津町議、藤井東伊豆町議、前下田市議の土屋誠司市の5名が、一部事務組合下田メディカルセンターへの赤字補填を違法であるとして、住民監査請求を行ったとの事。
 静岡メディカルアライアンスに対して、2011年4月から2012年4月までの13カ月間の旧共立湊病院の赤字補填が、当初見込みの1億6600万円に対して、3億4540万円に増大した事を指摘。1億8040万円の変換を求めているとの事。医療機器購入費が4億から7億円に増額された事についても、電子カルテ導入に対して随意契約を結んだ事についても指摘しているとの事です。

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 電子カルテ導入というのは、どの医療機関にとってもなかなか頭が痛い問題です。電子化は直接新たな収益を生み出すわけではないのに、かなり高額の出費を伴うからです。今回の監査請求ではイニシャルコストについて指摘していますが、実は電子カルテ導入にあたってはイニシャルコストだけが負担になるわけではなく、毎年の保守契約費用も併せて考える必要があります。
 例えば、イニシャルコスト1億、年間保守5千万円の電子カルテシステムと、イニシャルコスト2億、年間保守2000万円のシステムがあったとすれば、仮にこれを5年間使用した場合、前者ではトータル3億5000万円、後者では3億円となり、イニシャルコストが安い方が結果的に高くなる場合もあるわけです。
 身近な例で考えると、プリンターや、電動歯ブラシなど、本体の価格を下げて、消耗品の価格を高く設定するビジネスモデルもあります。医療機器でもそうなのですが、見た目の値段の安さに釣られて購入したら、保証期間切れ後に提示された保守費用にびっくりなんて事も実際にはあり得るわけで、賢い買い物をしようと思ったら償却期間を通じてのトータルコストに注目しなければなりません。

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2012年12月11日 (火)

伊豆今井浜病院 増床許可がおりたそうです

 今年10月4日の賀茂地域医療協議会で、伊豆今井浜病院の100床増床を認める方針を静岡県が示していましたが、その後どうなったのか報道がありませんでした。

 本日、伊豆今井浜病院を訪問した際にお話を伺ったところ、すでに静岡県からは申請通り100床の増床を認めるとの通知があったのだそうです。特にオフレコでも無いそうなので、お知らせしておきます。

 平成28年春の増床オープンを目指しているそうです。

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2012年10月17日 (水)

湊病院問題 10月4日賀茂地域医療協議会 静岡県は伊豆今井浜病院増床案を提示

 共立湊病院も無くなってしまい、記事カテゴリー名をどうしようかという感じですが、とりあえずそのままで行きます。

 平成24年10月4日、当年度第1回の賀茂地域医療協議会が下田市の県総合庁舎で行われたと、10月5日付けの伊豆新聞、静岡新聞、朝日新聞に記事が掲載されました。同協議会は賀茂郡下各市町の首長や、医療関係者により構成されるもので、県が賀茂郡の地域医療に関する施策について意見を聴く会で、特に強制力を持たない協議会です。

 前回の同協議会は3月27日に開催されました。(過去記事) 静和病院の閉院で賀茂医療圏で145床の空き病床が生じていました。これに対して、伊豆東部総合病院から60床、伊豆今井浜病院から100床、のぞみ記念下田循環器・腎臓クリニックから15床の増床申請が出され、静岡県は、東部総合病院の要望は却下、伊豆今井浜病院の要望は開院後の状況を見るとして先送り。のぞみ記念の15床のみ許可する方針を提示しました。で、残る130床の空きが生じているというのが今回までのバックグラウンドです。

 新聞記事によると、今回静岡県は、伊豆今井浜病院の開院後の運営が順調である事から、2016年春に増床する計画(一般50、回復期リハビリ50)を適当と判断し病床配分する意向を示したとの事。これに対して、下田メディカルセンターの杉原院長から「看護師の取り合いになるのでは」との懸念が。楠山下田市長からは「増床で賀茂地域全体の医療が良くなるのか」と慎重な判断を求める意見が出たとの事です。

 県はこれらの意見を参考に担当課で審査し、最終的には知事が増床の可否を判断するとの事です。

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 東伊豆町では、10月5日の町議会本会議で「賀茂医療圏域における病床整備について慎重なる配分を求める意見書」を全会一致で採択したとの事。(伊豆新聞10月6日記事より)

 同町にある伊豆東部総合病院は新築移転に合わせた60床増床計画があります。もしも伊豆今井浜病院に100床配分となると、残りは30床となり、60床の増床は不可能になります。計画に協力する姿勢を示している同町としては、当然の意見と言えるでしょう。

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 地方自治法が改正されるそうです。その結果、これまで一部事務組合を抜けるためには、構成全自治体の議会での承認が必要でしたが、今後はその自治体の議会が単独で脱退を決議して、他の構成自治体に予告すれば、2年後に脱退する事が可能になりました。(リンク先PDFの18から19ページあたりに書かれています。)

 発足以来、構成市町の利害対立がずっと続いてきた共立湊病院組合(現、一部事務組合下田メディカルセンター)。構成自治体の一部から脱退の動きが表面化してくる可能性があります。結局のところ各市町とも自分の地元に医療を引き寄せたいという気持ちが強いのですから、一致団結して何かをするというのは、今後もますます不可能と思われるのです。

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2012年6月23日 (土)

湊病院問題 下田メディカルセンター開院後の利用状況

遠くにいるので記事の入手が遅くなりました。6月18日伊豆新聞記事からの要約です。

  • 下田メディカルセンター開院後1ヶ月(5月)の利用状況。外来3892人、入院1612人。
  • 一日あたり患者数162.2人。
  • 想定以上の利用者数。
  • 科別(入院外来) 内科1400、整形1164、小児295、外科179、皮膚178、耳鼻164、脳外153人など。
  • 地域別(外来)では下田2010、南伊豆1475、河津105、松崎68、東伊豆39、西伊豆33
  • 下田市民の割合が外来では51%(湊病院44%)、入院58%(同48%)
  • 救急搬送107件
  • 会計・薬局の待ち時間は短縮されたが、診療待ち時間が延び不満の声も。
  • 杉原病院長 下田への移転で利便性が向上し患者数が増えた。二次救急病院としての使命を果たしていく。

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 新聞記事の1日あたり患者数は記事の流れからいくと入院外来の合計のようにも読めましたが、3892/24=162.2なので休診日を除いた1日あたりの外来患者数という事のようです。土曜日を含んだ数字ですので、平日は平均を大きく上回ると思います。昨年度やこの4月までと比較すれば相当に大幅な増加であることは確かです。入院も一日平均50人を超えているようですね。

 地域別の統計で見ると下田+南伊豆で90%を占めています。2市町の人口比(約2.5倍)を考慮すると、南伊豆からの受診者が引き続き非常に多いと言えます。

 一部事務組合の予算での見込みはどのぐらいだろうと思って組合のホームページを確認したら、まだ「共立湊病院組合」のままで、新病院に移ったのにも関わらず全く更新されていませんでした。

 議事録でわかるのは平成21年度の統計が最新です。22年8月定例会の議事録のPDF6ページに平成21年度の共立湊病院の入院外来患者数が出ています。それによると外来の86.4%が南伊豆町と下田市だったと書かれています。圏域の中心近くに移動したにも関わらず、逆に2市町からの利用者の集中が進んでいる事がわかります。

 伊豆今井浜病院についての報道はまだ無いようですが、これまで天城峠を越えていた患者さんが戻って来たのか、救急車の搬送状況はどうなるか、周辺医療機関への影響、伊豆急の利用者が増えたのかなど、気になる点はたくさんありますが、今後だんだん見えてくるでしょうか。

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2012年5月 3日 (木)

湊病院問題 5月1日伊豆今井浜病院と下田メディカルセンターが開院

5月2日伊豆新聞・静岡新聞記事からです。
5月1日に、伊豆半島南部で二つの急性期病院が揃ってスタートをきりました。
まずは、伊豆今井浜病院の開院に関する記事から。

  • 伊豆今井浜病院が5月1日開院。診療開始前にテープカット。
  • 小田院長「建物はできたが、本当に大事なのは中身。地域にわれわれの医療が根付くように、住民の皆さんから信頼され愛される病院にしたい。」
  • 河津町 相馬町長もあいさつ。
  • 診療科は8科、常勤医は8名。
  • 伊豆急行 今井浜海岸駅とは連絡通路でつながっている。
  • 伊豆下田病院は、無床の伊豆市もだ診療所となり、7日に開所する。

つづいて、下田メディカルセンターの開院に関する記事から。

  • 移転に伴う利用者の混乱やシステムトラブルもなかった。
  • 正午までに54人の利用があった。
  • 旧湊病院からの入院患者の移送も無事終了。
  • 一部事務組合は、一部事務組合下田メディカルセンターに改称。事務局もセンター敷地内に移転。
  • 105床での開院。1年後を目途に154床全床の稼働方針。

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 圏域の中心でもある下田市中心部から、圏域の東に移動した伊豆今井浜病院。これまでに比べると周辺人口は少なくなりました。一方急性期医療が弱かった東賀地区ゆえ、これまで他医療圏に流出していた受診者の受け皿として定着できるかどうかが、成功への鍵となりそうです。伊豆急今井浜海岸駅は、伊豆急線内でも利用者数がかなり少ない駅であり、病院の開院で通院や通勤で駅の利用者が増えてくれればいいですね。

 両院が競い合って、地域の急性期医療のレベルアップにつながる事を願っています。

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2012年4月25日 (水)

湊病院問題 4月23日 みなとクリニック竣工式

4月24日伊豆新聞記事、25日伊豆新聞記者コラムに、湊病院跡地の下田メディカルセンター付属みなとクリニック(介護老人保健施設なぎさ園併設)の竣工式の記事が掲載されました。

  • 4月23日なぎさ園前で竣工式。南伊豆町議や区長など40人が参加。
  • 鉄骨平屋126平方メートル。無床。5月2日開院。診療科目は内科を中心。
  • 院長は東埼玉総合病院の森医師(自治医大出身)
  • 鈴木町長「下田メディカルセンターと連携して、地域医療に貢献してほしい。」
  • 湊区長「共立湊病院を利用しているお年寄りたちの不安を解消するとともに、夏の海水浴シーズンは、けがなど外科の患者が多くなるため、医療面の対応を考えてもらいたい」

 記者コラムでは、跡地利用の件にも触れています。

  • 跡地利用の公募には1件申し込みがあった。
  • 津波予想高で足踏み状態。
  • 4年前の病院改革推進委員会の意見の中には「現病院を耐震補強して、高齡者の共同集合住宅にしては」という意見もあったが、当面は静観の構え。

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 主語が無いので、誰が静観の構えなのかわからないのですが…。改革推進委員会の議事録は手元に残っている(共立湊病院組合のホームページからは抹消されてしまいましたが)ので、検索をかけてみましたが、病院を耐震補強して住宅にするような話は全く出ていませんでした。デンマークの住宅開発の件を遠藤委員が例示していただけでした。この情報はいったい誰が出もとなんでしょうね。

 なお下田メディカルセンターのホームページには、開院式の様子が掲載されていました。

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2012年4月23日 (月)

湊病院問題 4月21日伊豆今井浜病院の内覧会

4月22日伊豆新聞記事からです。

  • 伊豆今井浜病院の内覧会が21日開催。開場前から大勢の地域住民が訪れ熱心に見学。
  • 鉄骨2階建て、延べ床面積3700平方メートル。一般60床。内科、小児科、外科、整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、婦人科、麻酔科の8科。常勤医師8人。
  • 伊豆急今井浜海岸駅からエレベータと跨線橋で結ばれる。
  • 5月1日開院。同時に伊豆下田病院は無床の伊豆下田診療所に。
  • 祝賀会も開かれ150人出席。

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 河津町始まって以来の急性期病院の誕生となります。地理的に河津町では津波はあまり高くないと予想されていること、海抜が割合にあることから、津波への安全性は比較的高いと考えられています。とはいえ、周辺道路が冠水すると、孤立する可能性はありますので、油断はできませんが。

 地道に地域に密着した急性期医療を行ない、実績を積み上げて、再度増床にチャレンジして欲しいと思います。

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2012年4月20日 (金)

湊病院問題 4月17日下田メディカルセンター内覧会

4月18日伊豆新聞記事からです。

  • 4月17日に竣工式と一般向け内覧会。6首長、県知事や順天堂静岡病院院長ら関係機関60人が出席。
  • 組合管理者「順天堂と連携しつつ1人でも多くの人が天城越えをしなくて済むような医療を行っていく」
  • 川勝知事「1市5町が連帯感を強めSMAとともに地域医療の充実を図ってほしい。」
  • 一般内覧会には1500人が詰めかけた。
  • 5月1日101床で開院。1年後を目途に154床全体を稼働させる計画。
  • みなとクリニックは5月2日から診療を開始する。

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 いよいよ、あと10日ほどで開院ですね。内覧会に1500人とはすごい数ですね。人であふれかえったのではないでしょうか。

 同日に新築移転オープンする伊豆今井浜病院の方は、21日(土)に記念式典が行われる予定です。(残念ながら、都合が合わず出席できません。)

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