ThinkPad X1 carbon モデルチェンジでキーボードが先祖返り
560、315D、600、S21、R40e、Z61P、T410s、Tablet 2と ThinkPadを使い続けてはや19年目になります。他社製のデスクトップマシンにも、キーボードだけは ThinkPadと同じものを購入して使用しています。
現在私の使っているメインマシンは、新しいX1 Carbon (すなわち第2世代)です。老眼が進みつつあるにもかかわらず無謀にも2560*1440ドットの高解像度ディスプレイに惹かれて使っているのですが、軽いしバッテリーの持続も良いのでその点は大変快適。唯一ちょっと困っているのがキーボードです。
ThinkPadのキーボード配列もこの数年で7段から6段になり配列も変わってきました。更に、第2世代X1 Carbonのキーボードでは、ファンクションキーがタッチで表示が切り替わる Adaptive Keyboardとなっていて、5段に減った物理キーの配列も大きく変更になっているのです。
入力していて特に気になるのが「漢字」キーが従来の「英数」キーの場所に、CTRLキーが従来のFnキーの場所に入れ替わっている点。トラックポイントのボタンもトラックパッドの上部に一体化されていますが、これもクリックする手応えが硬い上ボタンの位置が従来と比べると微妙に外側に寄っているため、どうにもなれるのに時間がかかっていました。また、「やまぶきR」を利用しての親指シフト入力時に親指シフトキーとして頻用する「無変換」・「変換」キーも小さくなってしまっていますが、こちらは配置場所が良い感じで親指の真下にあるため、入力時の違和感はあまりありません。
なお、職場のDELLのデスクトップには7段のUSBトラックポイントキーボード、ThinkPad Tablet 2には、6段のBluetooth トラックポイントキーボードを組み合わせて使っており、それぞれが微妙に配列が異なっていますが、この2種類のキーボードの使い分けにはあまり苦労を感じていません。この2種類と、X1 Carbonを併用していると、しばしばCTRLとFnの打鍵間違いに悩まされます。
Adaptive Keyboardは、使用しているアプリケーションによって4パターンに切り替わるのが売りなのですが、実はこれが今ひとつ便利には使えないのです。Skypeで遠隔会議に参加している時、バックグラウンドでSkypeを、フォアグラウンドでIEやExcelを起動しておりますと、結局Adaptive Keyboardは Web Conferenceモードから FunctionやWeb Browserモードに切り替わってしまい、マイクのオンオフをキーボードから一発でしようとしてもできないのです。うーん。IE上で動く Web会議を使っている時も、やはり Web Browserモードになるのでマイクのオンオフが使えません。
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2015 International CES にて、Lenovo ThinkPad X1 Carbon の第3世代モデルが発表されました。なんとキーボードが6段タイプに戻り、Adaptive Keyboardは廃止。トラックポイントのボタンもトラックパッドとは別体に戻っています。やはり第2世代X1 Carbon のキーボードは評判が悪かったのでしょうか。日本語キーボードの配列はまだ明らかになっていませんが…。新型のキーボードパーツを第2世代に使えるのであれば自前で換装してしまいたいものですが、キーボード周りのパネルの形状が異なるのでさすがに難しそうに見えます。残念です。
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